17年11月に日本で提供を開始して以来、ファンを増やしてきたAmazon Echoシリーズ。その新製品が次々と日本市場に登場している。注目すべき進化の1つは 10.1型 の大型液晶画面を搭載したEcho Showの登場。そのほかスキルからスキルを呼び出す「Skill Connections」や、Amazon Pay決済対応などで、他サービスとの連携も加速。ますます家庭でAmazon Echoが活躍しそうだ。

協力:アマゾン・ジャパン

新登場Echo Showの魅力

 Echo Showは、Echoの頭脳となるAlexaからの回答を視覚的に確認できるほか、大きな画面で、映画などの動画コンテンツを音声で操作して楽しめる。Amazonプライム会員なら国内外の映画やドラマ数千本が見放題となるためメリットも大きい。もちろん写真、歌詞(※1)、天気予報、予定なども画面で確認できて便利だ。

 また、500万画素のカメラが内蔵されているため、Echo Spot、Echo ShowまたはAlexaアプリをインストールしたスマートフォンを持つ家族や友人とハンズフリー通話も可能になる。1台で何役もこなすスマートスピーカーとして期待が高まる。

色鮮やかにビジュアルを表示する10.1型 HDタッチスクリーン。音質にもこだわり、2インチのデュアル・ネオジムドライバー、パッシブ・バスラジエーター、Dolbyプロセッシングを搭載。迫力のサウンドで、Prime Videoなどの動画を音声操作で楽しめる(※2)。日本の発売は2018年12月12日から
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※1 歌詞は対象の楽曲のみ表示される
※2 Prime Videoなどの動画の音声操作は、一部対応していないタイトルも
※ サービスの利用には別途登録・契約や料金が必要な場合がある

新機種はどれも音質が向上、そのほか温度センサー内蔵モデルも

 もちろん「ビデオ通話」機能は、既に発売されているEcho Spotでも利用できる。連絡先を登録しておけば「〇〇さんに連絡して」と呼びかけるだけで相手の対応EchoシリーズやAlexaアプリをインストールしたスマホにコールすることが可能だ。

 Alexaデバイスのバイスプレジデント、ミリアム・ダニエル氏によれば、「Alexa を通して、音楽体験(※3)を楽しむ人が増えている」という。実際「家で音楽を聴くことから遠ざかっていたが、Alexaのおかげで気軽に音楽を楽しめるようになった」といったユーザーの声も多い。これにはAmazonプライム会員なら追加料金なしで楽しめるPrime Musicとの連携も影響しているのだろう。新Echo シリーズでは、どの機種も前モデルより音質が向上している。

 例えばNew Echo Plusでは、パワフルな360°全方向スピーカーを搭載し、ダイナミックな低音で上質なオーディオが楽しめる。また、New Echo Dotでも新しいスピーカーを搭載し、前モデル(第2世代)より音質が向上、よりパワフルな音を実現している。複数のEchoシリーズで一斉に音楽を再生するマルチルームミュージック機能(※4)もこれまでのモデルを含めて、全モデル対応しているので、Echoシリーズをいろいろな部屋に置くのも面白そうだ。

 家電連携(※5)では、前モデル同様Echo Plusに加えて、Echo Showにもスマートホームハブを内蔵し、「アレクサ、デバイスを探して」と話しかけるだけで、ZigBee対応のスマートホーム製品の設定が音声だけでできるようになっている。

 さらにEcho Plusには温度センサーが搭載され、音声で室温の確認も可能に。「温度が何度になったら、別のアクション」という設定も出来るので、今後の温度センサーと他デバイスなどとの連携に注目したい。

※3 音楽サービスの利用には、別途登録・契約や料金が必要な場合がある
※4 マルチルームミュージック機能はBluetoothがサポートされていない
※5 スマートホーム家電の操作には、別途、デバイスを接続するためのハブ(別売)が必要となる場合がある
それぞれのライフスタイルに合わせて、Echoシリーズを選択できる。11/25~12/16新宿髙島屋、12/12~12/25有楽町マルイにて、実際にEchoシリーズを体験できる「Amazon Echo POP-UP STORE」がオープン。気になるモデルを実際に確かめるには良い機会だ
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Amazon Echoがあると生活はどう変わる?

 朝の支度をしながら天気を確認したり、大事な予定を忘れないようにすぐに声で登録したり、寝ながら電気を消したりと「声だけ」での操作を一度体験したら、その便利さはやめられない。また、別途音楽サービスへの登録が必要だが、「Echoが家にきてから音楽を聴く機会が格段に広がった」という声も多い。声で簡単にビデオ会話ができるスクリーン付きEchoシリーズを両親にプレゼントし、親との距離がより身近になったという声もある。スクリーン付きEchoシリーズは、Alexaアプリで外から家の様子を確認でき、旅行中なども活躍しそうだ。

使っていく中で、Alexaの出来ることが増えていくのも楽しい(新機能はWi-Fiに接続されていれば自動的にアップデート)
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スキルからスキルを呼び出せる Skill Connectionsで、ますます便利に

 日本でのスマートスピーカーの活用はまだ始まったばかり。今後、さらに普及していくには、Echoの頭脳であるAlexaのさらなる機能拡張に加え、Alexaスキルと呼ばれるスマホのアプリに相当する一般の開発者による追加機能の充実が不可欠だ。日本では、スキル数は1,500を突破した段階だが(2018年10月時点)、複数スキルを連携させる機能Skill Connectionsも登場した。第一弾として公開されたのが、キヤノンとエプソンの「プリントスキル」だ。例えばレシピのスキルから、プリントスキルを呼び出し、材料の一覧表を印刷するといった用途が今後考えられる。様々なスキル同士が連携することで、より利便性が増すことが期待される。

例えばキッチンでEcho Showにレシピを表示させ、声だけで印刷するといった操作が今後可能になる(画像のプリンターは、Canon PIXUS TS6230)
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Amazon Pay決済対応で、サービス拡大に期待

 これまで音声ショッピングは、Amazonサイトのみで可能だったが、Amazon Pay決済対応により、Amazonサイト以外でも音声ショッピングが可能になった。宅配ポータルサイトの「出前館」やピザ宅配の「PIZZA SALVATORE CUOMO」、レジャー施設チケットを割引価格で購入できる「JTBおでかけチケット」などが既にAmazon Payによる音声ショッピング可能スキルとして公開されている。今後、いろいろな買い物が音声を通してできるようになっていくことが楽しみである。

 また、スキル開発側にとっても、Amazon EchoやAlexaを通じた収益化が見込め、多くのサービスが増えていくことが期待される。