2018年8月、神戸・北野にオープンした「ピーナッツホテル」が話題を集めている。ピーナッツとは、ビーグル犬「スヌーピー」を主人公に描いたチャールズ ・M・シュルツ原作の人気コミック。これまで一部の客室をピーナッツルームにしたケースはあったが、全室にその世界観を再現したのは初めてで、世界でも唯一だという。ファンクラブを対象にしたオープン前の予約段階から大きな反響を呼び、オープン以降、稼働率はほぼ100%。3カ月先の予約もすでに7割近く埋まっており、人気の高さを裏付ける。

 手がけるのは、神戸を拠点に大阪、東京、横浜にカフェ、レストラン、パティスリーなどを約80店舗展開するポトマックだ。同社は15年、東京・中目黒に「ピーナッツカフェ」、17年には横浜に「ピーナッツダイナー」も開業しているが、ホテル経営は今回が初めてとなる。

2018年8月、神戸・北野に開業した日本初の「ピーナッツホテル」。関西と首都圏で飲食店を展開するポトマックが、自社ビルをリノベーションし、ホテル事業に参入した。国内外から注目されるキャラクターのブランド力で街の活性化も狙う
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 ピーナッツホテルがある場所は、北野異人館街へとつながる北野坂の入り口近く。建物は6階建てのレトロな自社ビルをリノベーションしたものだが、うっかりすると見逃してしまうくらい間口は狭い。1階にカフェスタンドとオリジナルグッズ販売の「ピーナッツカフェ神戸」、ホテルのフロントを配置。3階に、一般客も利用可能なレストラン「ピーナッツダイナー神戸」が併設され、神戸の食材をベースにした本格的なディナーとランチを味わえる。ちなみに、2階はミシュランの1つ星を獲得したフレンチレストラン「スポンテニアス」で、入り口はホテルと別にある。