暮れも押し詰まり、何かと忙しい日々を過ごされている読者におすすめなのが、自宅でのアクション映画“爆音”鑑賞(あくまで隣近所に迷惑のない範囲で)。スカッとするアクション映画に活力をもらい、ストレスフルな年末年始を景気よく乗り切るべし!

 しかし、一口に「アクション映画」といっても、製作年代からジャンルやテイストなど千差万別にして種々雑多。そこで、2018年公開の映画や最新情報にからめて、今見直しておくべき、名作アクション映画5本を厳選した!

タブーを恐れない過激な演出が魅力『ロボコップ』

 18年に日本公開30周年を迎えたSFアクションの大傑作。続編は『3』まで作られ、14年には『ロボコップ』という同タイトルでリブートされた。しかし、個人的にリブートのデキはイマイチ……。実は製作者もそう思っていたのか、なんと今年、再度のリブートが決定! タイトルは『ロボコップ・リターンズ(原題/RoboCop Returns)』。新たな作品は第1作の直接の続編になるとのことで、いやがうえにも期待は高まる。

『ロボコップ』(1987)。ポール・バーホーベン監督、ピーター・ウェラー主演。Amazonプライム・ビデオ、Hulu、ユーネクストなどでも視聴可能。(C)2014 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.
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 オリジナルの『ロボコップ』(87)の予算は1300万ドル程度。ハリウッドアクションとしては当時としても低予算で製作されたが、そんなハンディをものともしない、勢いと熱量に満ちている。監督は当時、オランダからハリウッドに拠点を移し、まだ日の浅かったポール・バーホーベン。彼は当初『ロボコップ』の企画に乗り気ではなかったが、妻の説得で参加を決意した。

 本作の見どころは、そんなバーホーベン監督のタブーを恐れない、世の良識派を挑発する過激な演出の数々だ。バイオレンス度の高いアクションも目を引くが、注目したいのは劇中に挿入される作り込まれた近未来のニュースやCM映像だ。その皮肉に満ちた、ブラックな感覚は、ドナルド・トランプという「映画の悪役」のような人物がアメリカ大統領になってしまった今となっては、空恐ろしいほどのリアリティーを放っている。

 そんなロボコップ第1作が19年1月、東京お台場にある、ユナイテッドシネマ アクアシティお台場で1回限りの4K上映を行う予定! まずはDVDで予習し、さらに劇場で高画質化したロボコップを味わえる、またとないチャンスだ。

『ロボコップ/ディレクターズ・カット』(1905円、ブルーレイ)。発売元は20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン。(C)2014 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.
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