もうすぐ大みそか。毎年欠かさず『NHK紅白歌合戦』を見ているという人も多いのではないだろうか? だが、初出場の歌手の場合、どんな歌を歌っていて、どれくらい人気があるのか分からないという声もよく聞く。そこで、音楽マーケターの臼井孝氏に、2018年の紅白初出場組について解説してもらった。

 2018年12月31日に開催される「第69回NHK紅白歌合戦(以下、紅白)」。平成最後となる今回の紅白は、ジャパンカルチャー特集企画として人気アニメ『ラブライブ! サンシャイン!!』の声優陣による女性アイドルグループで、実際にアニメ内にも登場した「Aqours(アクア)」や、日本刀を男性擬人化したミュージカルや舞台が人気の「刀剣男士」が出場。

企画枠で出場する「刀剣男士」
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『ラブライブ! サンシャイン!!』の声優陣による女性アイドルグループ「Aqours」も出場
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 また、北島三郎が弟子ユニットである北島兄弟(北山たけしと大江裕)を引き連れて5年ぶりに復帰したり、サザンオールスターズが35年ぶりにNHKホールから出演したりと、特別企画が話題になっています。

 これに対して、通常枠での出場は紅白合わせて43組(ここではすでにコラボレーションの決まっている椎名林檎と宮本浩次を1組としてカウント)。16年の46組、17年の45組と比べても、確実に減っています。ちなみに、平成初の紅白歌合戦だった第40回はほぼ同じ時間帯で54組が出場。いかに企画コーナーが重視されるようになったかが分かります。これも視聴率獲得のための戦略でしょうか。

 そんな狭き門を通過し、今回、初出場を果たすのは6組。「King & Prince(キング アンド プリンス)」「純烈(じゅんれつ)」「Suchmos(サチモス)」「DAOKO(ダオコ)」「あいみょん」「YOSHIKI feat. HYDE(ヨシキ フューチャリング ハイド)」です。このうち、アニメ『進撃の巨人』のテーマ曲で話題になったYOSHIKI feat. HYDEは、それぞれ大御所バンドのX JAPANとL’Arc~en~Cielのメンバーです。そう考えると、紅白での実質的なニューカマーは5組でしょうか。