プロデューサーが明かした第3シーズン撮影秘話

 写真撮影を挟んで、新木、馬場を交えてのトークセッション。話題は2017年の第3シーズン撮影当時まで遡り、意外な裏話も飛び出した。

 第3シーズンおよび劇場版で自らが演じた横峯あかりについて、新木が「物事を素直に受け取って表に出すキャラクターだなって台本を読んで思いました」と語ると、増本氏が「実は、横峯にはモデル(になった女医)がいる」と告白。「ちょっとでも嫌みな芝居をしてしまうと視聴者から総スカンを食らってしまうような役を、とてもチャーミングに演じてくれた」と絶賛した。

増本氏、新木、馬場によるトークセッションでは、設定の裏話や苦労した撮影現場の話など、作品を見ただけでは分からない話が聞けた
[画像のクリックで拡大表示]

 一方、馬場は「雪村双葉は無愛想な感じだったんですけど、当時は私もドラマに入ったばかりですごく緊張していて……たぶん私も現場で同じくらい無愛想だったのではないかと。自分の姿に近かったのかな」との感想。すると増本氏は「雪村双葉は、もともとはない役だった」と打ち明けた。

 増本氏によれば、横峯役のオーディションを開催した際に新木に初めて出会い、自分の中で「この子かな」と思ったタイミングで馬場の順番になったのだという。「演技の経験もそれほどないのに、芝居に迫力があったんです。このままサヨナラというのは残念だと僕が思ってしまって『何か役を作るからやってもらえないだろうか』というお話をした」。

「劇場版の横峯には恋しちゃいそうだった」「馬場さんが無愛想だってことは間違いないです」など、本気なのか冗談なのか分からない増本氏の発言は、固くなりがちなトークセッションのアイスブレークに
[画像のクリックで拡大表示]

 また、山本編集長から続編の可能性を尋ねられた増本氏は、新木と馬場に「やりたい?」と話を振った後、「僕自身の中には彼ら(主人公たち)の将来についてのイメージはあるんですけど、出演者、スタッフを含め、番組に関わった全員がやりたいという気持ちになるようなら、つらい現場をご用意する気持ちはあります(笑)」と答えた。もちろん、視聴者も楽しみに待っている。

(取材・文/堀井塚高、写真/酒井康治)