日本のポップス界で1970年代から音楽活動をしているベーシスト・音楽プロデューサーの吉田建さん。これまで関わってきたアーティストは、ナイアガラ・トライアングル、沢田研二、氷室京介、ウルフルズ、吉田拓郎など数知れず。2004年からはKinKi Kidsのバンドマスターとして、ツアーやミュージックビデオ、音楽番組などに参加し、今や彼らの楽曲には欠かせない存在だ。そんな吉田さんが2018年11月、THE STELLAR NIGHTS GRAND ORCHESTRA(ザ・ステラ・ナイツ・グランド・オーケストラ~星降る夜はオーケストラ~)名義でミニアルバム『Cheers!』をリリースした。

 同作は、オーケストラとバンドが合体して奏でる「イージーリスニング」。軽快なリズムに乗ったストリングスの優美な音色が特徴で、いわゆる「BGM」として日本でも古くから親しまれているジャンルだ。JR東海の「そうだ 京都、行こう。」CMで流れるあのBGMがそれ、と言えばピンとくる人も多いだろう。

 吉田さんの『Cheers!』には、そのCM曲として知っている人も多い『私のお気に入り』や、ジャズのスタンダードナンバー『二人でお茶を』など、リアレンジした往年の名曲とオリジナルの全5曲が収録されている。

 …しかし、だ。

 様々なジャンルをやってきたバンドマンとはいえ、「イージーリスニング」というのは、あまりに意外すぎた。

 かつては『三宅裕司のいかすバンド天国』のコワモテ審査員としても名を馳せた吉田さんが、どうしてこのジャンルに行き着いたのか。きっかけや思いをじっくり聞いてみた。

吉田 建(よしだ・けん)
1949年11月21日生まれ、東京都出身。A型。早稲田大学在学中からプロミュージシャンとして活動を始め、多くのアーティストのサポートメンバーとして、ライブ活動やレコーディングに携わる。大瀧詠一、山下達郎、伊藤銀次によるJ-POPの名盤『ナイアガラ・トライアングルVol.1』(76年)にも参加。80年代は沢田研二のバンドプロジェクト「JULIE & EXOTICS」のリーダーとして活躍。96年からはKinKi Kidsの番組にバンドメンバーとして出演、04年から彼らのバンドマスターに就任。現在も2人の音楽面をサポートし続けている。12月26日、『堂本兄弟2018みんな集まれ! 忘年会SP』(水曜23時~/フジ系)に出演
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THE STELLAR NIGHTS GRAND ORCHESTRA~星降る夜はオーケストラ~『Cheers!』