いくら勉強しても、英語がペラペラしゃべれない――。「今年こそ英語を習得する」という目標を立て、忙しいなかで勉強時間を確保し、TOEICなどの点数が上がったと喜んでいる人もいるだろう。しかし、一生懸命勉強しても「英語がペラペラしゃべれるようになった」と実感できるレベルまでになるのはなかなか難しい。

 そんななか、一本の動画に目を奪われた。最近メディアによく登場する筑波大学助教の落合陽一氏が「TEDxTokyo」 に登壇したときの映像だ。研究分野であるCGについて英語でとても分かりやすく解説しているのだが、発音がまるでカタカナ英語だったのだ。

正しい発音=英語ペラペラではないはず!

 落合氏の発音についてはネット上でも話題になり、本人も自身のツイッターで「(自分の英語の発音は)ボビー・オロゴンなので」とコメントしている。落合氏のように、研究の分野では英語でのやりとりが基本になっているだろう。

 「ネイティブみたいにしゃべれなくても、ビジネスでは十分通用するのではないか」

 そんな仮説のもと、英語の公用語化に取り組んだり、グローバル展開を進めたりしている企業に、「カタカナ英語でもビジネスの第一線で活躍する社員にインタビューさせてほしい」と依頼。多くの企業から断られるなか、武田薬品工業と、某国内大手製造業に勤務する現役ビジネスパーソンがインタビューに協力してくれた。

 2人のビジネスパーソンの実際の英語習得までの道のりを通して、ビジネスに必要な英語力とは何かを探っていきたい。