EDの予防・対策にもサプリメントが登場

 日本性機能学会はEDを「75%以上の確率で勃起が不十分なため満足な性行為ができない」状態と定義。潜在患者数は実に1000万人以上と推定されている。治療薬としてはバイアグラ(シルデナフィル)やシアリス(タダラフィル)があるが、それに加えてサポート食品としてサプリメントが登場した。

 協和発酵バイオが研究しているのがシトルリンだ。シトルリンとは、スイカの果汁から発見されたアミノ酸。即効性はないが、バイアグラと同じく、血管を拡張させる働きがある。「軽度のED患者が1日1500㎎のシトルリンを1カ月飲んだところ、勃起機能が改善したという報告がある」と、協和発酵バイオのヘルスケア商品開発センター、機能開発グループの森田匡彦氏はいう。また、45~64歳の男性に1日5.6gのシトルリンを1週間飲ませると血管の弾性の改善がみられたそうだ。

 「アルギニンと、フランス海岸松の樹皮から抽出されるピクノジェノールも血管を拡張させる作用があり、勃起機能の改善が期待できる」と小林製薬の担当者は話す。25~45歳のED患者40人を対象にした研究によると、1日1700㎎のアルギニンを1カ月飲んでもあまり効果が表れなかったのに対し、アルギニンに加えてピクノジェノールを1日80mg飲むと80%が改善したのだそうだ。

25~45歳のED患者40人を対象にした研究(小林製薬・ホーファーリサーチ社の資料より引用)
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