ホンダは、新型「インサイト」を2018年の冬に発売すると発表した。3代目となる新型は、初代や2代目とは異なるセダン型のハイブリッド専用車へと生まれ変わった。

年内国内デビューが予告された新型インサイト。初代の3ドアハッチバックや、2代目の5ドアハッチバックとも異なり、スタイリッシュな4ドアセダンに。コンパクトな上級車へと生まれ変わる
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 グレードは、16インチタイヤを装着するエントリーモデルの「LX」、トランクスポイラー、LEDフォグランプ、電動調節式フロントシート、17インチタイヤなど装備をアップグレードした上級仕様の「EX」、さらに黒のアクセントを加え、スポーティーさと上質さを高めた「EXブラックスタイル」の3タイプをそろえる。

大型グリルやライトなどを低めに配置し、低重心を強調したスポーティーなスタイル。4ドアクーペのようなシルエットに仕立てたセダン。昨今の新型車のように奇抜なデザインや押し出しの強さはないが、飽きのこないデザインといえる
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 前モデルのような手の届きやすい普及型ハイブリッド車ではなく、上質さを追求した、少しぜいたくなミドルサイズ車になるという。ホンダのセダンのなかでは、シビックとアコードの間に位置するらしく、前モデルと比べると大出世したといえるだろう。価格も前モデルよりアップするようだ。

 開発責任者の堀川克己氏は新型投入のねらいを、「ハイブリッドカーが定着し、環境車のバリエーションも増えた今だからこそ、環境車だからとデザイン、質感、走り、安全、快適性を我慢しなくてもいい、トータルバランスに優れたクルマを目指した」と話す。

開発責任者の堀川克己氏。「インサイトは、時代を見すえた新しいハイブリッドカーの形を提案してきた。ハイブリッドカーの普及した今だからこそ、新型は、モデルサイズの上級セダンへと進化させた」
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 堀川氏は「王者プリウスに勝負を挑むハイブリッドカーから、燃費の良さだけにこだわらず、運転が楽しく同乗者も快適なちょっと良いセダンへと生まれ変わった」といい、ライバルも不在だという。

 上級車にシフトしたことで、装備の充実も図られている。安全運転支援機能「ホンダセンシング」、ナビゲーションシステム、ETC2.0車載器、LEDヘッドライト、前席シートヒーター、電子制御パーキングブレーキ、左右独立して温度調節可能なフルオートエアコンなどを全車に標準化した。