パイプを折り曲げれば、かがまなくてもソファやベッドの下を掃除できる。完全に折り曲げれば掃除の途中でも自立させておける
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 さまざまな分野の新製品をピックアップ、市場性や開発者の声などから、日経トレンディ記者が大胆に「ヒット予報」をする。今回取り上げたのは、「ダイソンキラー」と呼ばれるメーカー「シャークニンジャ」のスティック型掃除機「EVOFLEX」だ。

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SharkNinja「EVOFLEX S30」
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パイプの中央部にあるボタンを押すと本体を前方に180°折り曲げられる。折り曲げ時の高さは60.5cmで、コンパクトに収納できる
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●実勢価格/6万9760円(税込み)
●サイズ・重さ/幅239×高さ1090×奥行き(ヘッド部)132mm・3.33kg(使用時)
●運転時間(DuoCleanヘッド装着、バッテリー2個使用時)/標準モード:約38分、強モード:約24分
●充電時間/約3.5時間

 米国でダイソンを抜いてシェアトップに立ったことから「ダイソンキラー」と呼ばれるシャークニンジャ。日本上陸の第1弾製品としてスティック型掃除機「EVOFLEX」を2018年8月7日に発売した。

 EVOFLEXは、米国で人気の「ION FLEX」を日本市場向けに再設計したもの。「約14カ月の期間をかけて国内の50以上の家庭で繰り返しテストを行い、改良を重ねて大幅に小さく軽くなった」(シャークニンジャ)。

 最大の特徴は2つに折れるパイプ部分。ボタンを押して折り曲げることで、ほこりがたまりやすいソファやベッドの下をラクに掃除できる他、本体を自立させてコンパクトに収納できる。

ブラシとローラーが電動で回転するヘッド
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ボタンを押すと蓋が開くダストカップ。フィルター部を外して掃除できる
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 さらに、独自のモーターヘッド(DuoClean)は、ブラシとローラーの2本が回転する仕組み。高い吸引力と相まって、ゴミをかき込む能力は非常に高かった。

 最上位モデル「S30」の場合、最長運転時間は約38分(DuoClean装着時)。付属するバッテリーを2個連続で使用した場合のスペックではあるが、ダイソンの最新モデル「V10」の最長運転時間約40分(ソフトローラークリーナーヘッド使用時)とほぼ同等だ。

電源スイッチはトリガー式ではなくボタン式を採用。パワーは「標準」と「強」の2段階、床モードは「カーペット」と「フローリング」を選べる
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交換式のバッテリーを採用。上位モデルは2個のバッテリーと充電用ドックが付属する。バッテリーをクリーナー本体に入れたまま充電もできる
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 S30の実勢価格は6万9760円(税込み)。個性的なフォルムは好みが分かれそうだが、独自機能の魅力が消費者に伝われば、国内市場でもシェアを伸ばしそうだ。

ヒット予報
 同社の日本法人社長のゴードン・トム氏は、ダイソンやエレクトロラックスの日本法人社長を務めた人物。これまでに培ったマーケティング戦略が奏功すれば、既存メーカーにとって大きな脅威になる可能性もある。

(文/日経トレンディ編集部)

※日経トレンディ 2018年9月号の記事を再構成