今、キャンピングカーの人気が急上昇しているのをご存じでしょうか。その昔、富裕層のみに許されたレジャーかと思われたキャンピングカーですが、最近では価格帯も広がったこともあり、購入する人が急増しています。

 そこで今回はその人気の理由を探りに、キャンピングカーの展示と商談を兼ねたイベント「大阪キャンピングカーフェア2018(開催期間:2018年9月8~9日、主催:大阪キャンピングカーフェア2018実行委員会)」へ行ってきました。

キャンピングカーの基本を簡単に

 イベントリポートの前に、まずはキャンピングカーの基本について簡単に説明しておきましょう。

キャンピングカー
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 一口にキャンピングカーと言っても、「結局のところ、ワンボックスカーの後列シートを倒し、フラットにして寝られればいいのでは?」と考える人もいるでしょう。しかし、座席を平らにして寝られるだけでは、「キャンピングカー」とは呼べません。

 キャンピングカーは特殊用途自動車として登録することにより、俗に言う「8ナンバー(ナンバープレートの地名の横の3ケタの数字の最初が8)」を取得することが可能です。これにより、乗用車に比べて自動車税などが安くなります。

 キャンピングカーで8ナンバーを取得するには、大きく分けて次の2つの条件を満たす必要があります。

(1)大人用の就寝設備を有すること
(2)水道・炊事設備を有すること

 就寝人数とか水タンクの容量など細かい規定はありますが、簡単にいうとベッドとキッチンを搭載していないと、正確にはキャンピングカーとは呼べないのです。

「ギャレー」と呼ばれるキッチンスペース
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 つまり、市販の車に居住性や快適性を備えた改造を施す必要があるのですが、この改造をする職人、または改造して販売する業者(お店)を「ビルダー」と呼びます。

 キャンピングカーのベースになる改造前の車両は、自動車メーカーが市販する自動車が使われます。この「ベース車両」によって、就寝できる人数や居住スペースの広さなど、キャンピングカーの規模が変わってきます。ベース車両には、軽自動車やワンボックスカー、トラック、バスなど豊富なバリエーションがそろっています。

軽自動車をベースにしたキャンピングカー
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 また、改造の度合いによってキャンピングカーのカテゴリーを区別しているのもこの業界の面白いところでもあります。ベース車両の屋根や荷室を切断して、居住用の箱に載せ替えてしまうことを「コンバージョン」と言います。例えば、トラックの運転席部分(キャブ)とシャシーを残して、それ以外をまるごと交換してしまうことを「キャブコンバージョン(キャブコン)」というカテゴリーに分類しているのです。

トラックベースのキャブコンバージョンキャンピングカー
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 居住スペースは、メーカーが用意したレイアウトをベースに、内装の色調や素材をオーダーできるものから、すべてユーザーの好みにレイアウトできるフルオーダーまでさまざま。使い方によって、ベース車両やレイアウトを選択するのが一般的です。

ダブルサイズのベッドが搭載された車両も
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