マサラ上映は、「叫ぶ」「クラッカーを鳴らす」など、絶叫上映よりもさらに自由度が高い。兵庫県尼崎市の「塚口サンサン劇場」(上写真)の他、東京・大森の「キネカ大森」などが実施
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  「バーフバリ ジャイホー(万歳)!」。劇場で観客が突然こう叫び出す。その声に他の観客も呼応し、大合唱に。こんな驚きの出来事が全国の劇場で起こっている。その熱狂の発生源は、インド映画『バーフバリ』だ。

SNSで拡散、ロングラン上映

『伝説誕生』『王の凱旋』に続き、『バーフバリ 王の凱旋〈完全版〉』を6月1日から公開(新宿ピカデリーほかで全国順次ロードショー)
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 1作目の『バーフバリ 伝説誕生』が日本で封切られたのは2017年4月。8館での上映にすぎない「無名映画」だった。しかしその後、後編『バーフバリ 王の凱旋』が12月に公開されると、叫んで応援できる「絶叫上映」の様子がSNS(交流サイト)で拡散。公開館も増え、国内興行収入は1億5000万円を突破。ロングランを続ける。

 バーフバリ2部作は、古代インドの架空の国を舞台に、2代にわたる王の座を巡る闘争を追う歴史大作だ。インド映画史上最高額の巨費を投じたスケール感に加えて、親子愛や兄弟の確執、嫁姑問題などが絡み合う家族ドラマでもあり、恋愛ドラマでもある。

圧倒的スケールで架空の王国を映像化。前編は約31億円、後編は約42.5億円という、インド映画史上最高額の製作費をかけた映像美は圧巻だ(C)ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.
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