この6月にはヤマハ発動機がe-BIKEブランド「YPJシリーズ」に4台の新型車を追加。MTBタイプの「YPJ-XC」、ロードバイクタイプの「YPJ-ER」、クロスバイクタイプの「YPJ-EC」、トレッキングバイクタイプの「YPJ-TC」の4モデル。この中で最も販売台数が多くなるのは恐らく「YPJ-EC」だろう。汎用性の高いクロスバイクタイプであることに加え、価格も4車のなかでは圧倒的にリーズナブルだ。

 今回はこのYPJ-ECを借りて片道約27kmのツーリングを敢行。一般的な国道を走って江ノ島まで行ってみた。これは熱心なサイクリストにとっては大した距離ではないが、そうでない人にとってはなかなかの距離だろう。

左上が「YPJ-XC」(希望小売価格35万円)、右上が「YPJ-ER」(同32万円)、左下が「YPJ-TC」(同30万円)、右下が「YPJ-EC」(同26万円) 写真提供:ヤマハ発動機
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ヤマハ「YPJ-EC」
小売希望価格:26万円
フレーム:アルミ
フロントフォーク:アルミ
ドライブトレイン:シマノ・ソラ 2×9速
ブレーキ:シマノ・ソラ 機械式ディスクブレーキ
タイヤサイズ:CST SENSAMO SUMO 700×35C
車両重量:19.9kg(Lサイズ)、19.8kg(Mサイズ)、19.6kg(Sサイズ)
満充電でのアシスト走行距離:ハイモード 約89km/スタンダードモード 約109km/エコモード 約148km/+ECOモード 約222km

 YPJ-ECにはS、M、Lという3種類のフレームサイズが用意されている。今のところ日本で販売されているe-BIKEのフレームサイズは1~2種類しか用意されていないモデルが多いので、大きなアドバンテージだ。身長170cmの筆者はMサイズがぴったりだった。

 適切なサイズの自転車をチョイスするというのはスポーツサイクルを買う際の大前提だが、これはe-BIKEも同様。特に一般のスポーツサイクルであればステムやハンドルバーといったパーツを交換することで個々の体格に対応させることもできるが、道路交通法の基準に適合しているとして国家公安委員会から型式認定を受けている電動アシスト自転車の場合、正規仕様以外のパーツに交換すると、改造行為として認定外となってしまう。型式認定外になったからといって公道を走行できなくなるわけではないが、できれば避けたいというのが利用者の心理だろう。

借りたのは一般的なクロスバイクと同様、ハンドル位置が近めのややアップライトなポジションだ。グリップが疲れにくいエルゴノミック形状となっており、今回のようなツーリングにも十分対応できる
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