さあ搭乗! 国際線機材だから機内はゆったり

 午前5時14分、いよいよ搭乗が始まった。通常と同様、体の不自由な乗客や上級クラスの乗客から優先的に搭乗が行われるが、驚いたのは車いすの方が複数いたことだ。家族が付き添い、恐らく初日の出を一目見せたいと申し込んだのだろう。座っているだけで初日の出のスポットまで連れていってもらえるこのフライトは、出歩くのが難しくなった高齢者にとっても魅力的なようだ。

車いすで参加する高齢者も数人いた
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子連れで参加する家族も
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 搭乗ゲートをくぐり、いざ機内へ。古風な制服に身をまとったキャビンアテンダント(CA)が出迎えてくれて驚く。今回のフライトには、初代(1953年)、4代目(67~70年)、7代目(88~96年)の歴代制服を着たCAが乗務している。今は廃止されてしまった帽子が懐かしい。

1967年から約3年間使われた4代目の制服。機内には「謹賀新年」の文字も
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 国際線機材なので、ビジネスクラスはフルフラットシート。エコノミークラスもJALが誇る「新・間隔エコノミー」こと「JAL SKY WIDER」で、シートピッチは約86㎝と国内線よりもかなりゆったりしている。

 JALの藤田副社長によると、「初日の出フライトの成田便にはリピーターが多いので、最新の機材をお披露目するようにしている」とのこと。実際、今回の使われたのは18年12月に受領したばかりの「ボーイング787—9」だった。普段は海外路線でしか乗れない機材に気軽に乗れるのも、このフライトの魅力の一つだろう。

国際線機材なので座席はゆったりとしていた。JALの787は横8列配置で、他のエアラインより1列少ないという
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 全員が乗り込むとスポットを離れ、6時頃に離陸。外はまだ暗いが、東の空がすこし明るくなり始めている。飛行機がまず目指すのは、房総半島の先端、館山沖。ここで初日の出を拝むのだ。