この記事は「日経トレンディ」2015年11月号(2015年10月3日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 日本国内線の特典航空券を獲得するために、クレジットカードなども駆使して国内エアラインのマイルをとにかく稼ぐ。そんな常識が、実は“不正解”になりつつある。外資系エアラインのほうが少ないマイル数で、日本国内線の特典航空券に交換できるようになったからだ。

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)はJALと同じワンワールド陣営
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ANAユーザーは同じスターアライアンス陣営のUA(ユナイテッド航空)に注目
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 まず、JALが属するワンワールド陣営。JALマイルだと国内線の往復で1万2000~2万マイル必要(通常期)。これに対し、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のマイル(「Avios」ポイントと呼称)を使ってJAL国内線の特典航空券を予約すると、9000~1万5000マイルで済む。さらにBAでは、往復の半分のマイル数で片道の特典航空券を取ることもできるので、最低で4500マイルためれば特典航空券に手が届く。

 BAのマイルをためるメリットは、交換必要マイル数の少なさだけにとどまらない。JALマイルは獲得から36カ月で自動的に失効するが、BAは36カ月以内に1度でもマイル数の変動があれば失効しない。特典航空券の予約期限も、JALが出発の4日前なのに対し、BAは空席さえあれば24時間前まで予約が可能。使い勝手でもJALをしのぐ。

 唯一の弱点は、BAのマイルが直接たまるクレジットカードがない点。アメリカン・エキスプレスのポイントを移行するしかなく、年会費は最低でも1万円(税別)と高め。JALの利用時にBAマイルを選択してためていくのが現実的だろう。

JAL
【マイル有効期限】
搭乗日の36カ月後の月末
JALマイレージバンク

 国内線特典航空券を使うなら、年末年始を除く12~2月の「ディスカウントマイル」期間が狙い目。通常よりも交換マイル数が少なくなるうえ、片道が往復の半分のマイル数で済む。「リクルートカードプラス」は、リクルートポイントをPonta経由でマイルに移行すると1%還元。
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BA(ブリティッシュ・エアウェイズ)
マイルではなく「Avios」ポイントと呼称。搭乗前日でも予約手数料は不要だ
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【マイル有効期限】
36カ月以内に1回以上の獲得・引き換えで自動延長
JALマイレージバンク

 JALを利用できる国内線特典航空券は、往復9000マイルから。1万マイル以上必要なJALマイルより得だ。季節による変動はなく、片道は往復の半分のマイル数で済む。また、出 発の24時間前までマイルを使ったウェブ予約ができるのも便利。マイルを直接ためられるクレジットカードはなく、「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード」のポイントをマイルに換えるのが最良の手だ。
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■特典航空券への交換に必要なマイル数
JAL BA
往復 片道 往復 片道
東京-大阪 1万2000
(1万)
7000
(5000)
9000 4500
東京-札幌 1万5000
(1万2000)
8500
(6000)
東京-福岡
東京-那覇 1万5000 7500
大阪-札幌
大阪-那覇
成田-北京 2万
(1万7000)
1万 2万 1万
成田-
シンガポール
3万5000
(2万5000~
3万)
1万7500 4万 2万
成田-ホノルル 4万
(3万5000)
2万
成田-
ニューヨーク
5万
(3万5000~
4万)
2万5000 7万 3万5000
成田-パリ 5万5000
(3万8000~
4万5000)
2万7500 6万 3万
注)表内の必要マイル数は、JALが通常期(カッコ内はディスカウントマイル。ウェブ予約限定)。BAは搭乗時期によるマイル数の変動はない。またJALは自社便、BAは提携航空会社便の利用時のもの