気温が低く、空気が乾燥するこの時期は、風邪を引きやすい。最近は「風邪を引いたら無理せず休め」という風潮になりつつあるとはいえ、風邪を引かないに越したことはない。今回は、風邪予防に効果的な家電を紹介しよう。

加湿器で湿度を高めてウイルスを不活化

 一般に、ウイルスが原因で引き起こされる鼻や喉の感染症のことを「風邪」と呼ぶ。ということは、ウイルスに感染する機会を減らせば、風邪を予防できることになる。うがいや手洗い、マスクの着用は言うまでもないが、家電コーディネーターの戸井田園子さんいわく「風邪予防に効果的なのは加湿器。湿度が50%を超えるとウイルスは不活化するからです」。

 加湿器には「気化式」と「蒸気式」と「超音波式」がある。気化式では、フィルターを通した水に風を当てて蒸発させる。フィルターで雑菌を除去できる、電気代が安く済むという長所があるが、加湿するまでに少し時間がかかるのが弱点だ。

 蒸気式では、加熱することで水を蒸気に変える。加熱によって除菌ができる、短時間で加湿できるというメリットがある半面、消費電力は気化式などに比べて高くなる。

 超音波式では、超音波で水を霧状に変えて噴霧する。電気代が安く済むのは気化式と同様だが、除菌する機構がないモデルの場合、水に含まれる雑菌をダイレクトに噴霧してしまうのが難点だ。

 「そこでお薦めしたいのが、気化式と加熱式のハイブリッドタイプ。ダイニチのRXシリーズなら、湿度が低いときは温風で素早く加湿し、湿度が安定したら送風に切り替えることで消費電力を抑えられます。より素早く加湿できるターボ運転モードを搭載しているのもポイントです」(戸井田さん)

 湿度を上げればウイルスの働きを抑制できるとはいえ、上げすぎると、今度はダニやかびの発生リスクが高まってしまう。湿度は50~55%が最適だ。加湿には、鼻や喉の粘膜からウイルスが侵入するリスクを低減するメリットもある。

ダイニチのHD-RX318。本体サイズは高さ325×幅325×奥行き150mm。重量は約3.3kg。実売価格は税込み1万6000円前後
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