調査会社テスティーによると、都内在住の女子大生337人のうち、77.5%は長財布を使っているそうだ。最近、クラッチバッグやミニバッグを抱えて軽やかに歩く若い女性をよく見かける。てっきり、こうした小さなバッグには、スマートフォンと一緒に、「ミニ財布」を放り込むのがはやっているのかと勝手に思い込んでいたが、どうやら違うようだ。

 世代間ギャップを埋める小さな共通点が見つかるだけで一喜一憂してしまうのは「オッサン世代」の悪癖かもしれないが、50歳を目前に控えた筆者も実は長財布を長年愛用している。駆け出し時代、学生時代から使っていたナイロン製でボロボロの三つ折り財布をお尻のポケットにいつも突っ込んでいた私。ある時先輩に「お金持ちになるにはさ、おまえも長財布を使わなきゃ駄目なんだよ」と諭されて以来、長財布派に転向した。

 飲みに連れて行ってくれた先で、会計時に高級ブランドの長財布を胸元から取り出し、ピン札をピシッと出す。先輩のそんな姿がとても格好良く、あんな大人になりたいと憧れたものである。