航空業界がパイロットの酒気帯び乗務を巡る問題で大きく揺れている。日本航空(JAL)では2018年10月28日、ロンドン発羽田行き便の副操縦士が酒気帯びの状態で乗務に就こうとした疑いで現地の警察に逮捕された。

 結論は2018年11月29日に予定される現地の司法当局による判決を待つ必要があるが、アルコール検知器による検査をすり抜けたほか、マウスウオッシュでアルコール臭をごまかそうとした可能性も指摘される。酒気帯びの自覚がありながらそのまま乗務しようとした悪質な案件の可能性がある。

 JALだけではない。全日本空輸(ANA)でも子会社の機長が2018年10月25日、前夜の大量飲酒による体調不良で乗務できなくなり5便を遅延させた。スカイマークでも同年11月14日の羽田発新千歳行きにおいて、乗務前の検査で機長から規定値を超えるアルコールが検出され遅延を起こした。

副操縦士が酒気帯びの状態で乗務しようとした疑いで逮捕されたことを受け、2018年11月16日の会見で謝罪する日本航空(JAL)の赤坂祐二社長(右)
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