2018年11月28~29日に東京国際フォーラムで開催された「日経クロストレンドEXPO 2018」で、企業公式アカウントを実際に運用する通称“中の人”たちが、「SNSでファンをつくる方法」をテーマにパネルディスカッションを行った。「社内の偉い人をネタにすべし」など、SNSを用いたマーケティングの秘訣を紹介した。

 登壇したのは、いずれも多数のフォロワーを抱える以下6社の“中の人”たち。SNS上での投稿が話題になり、消費者と密につながり、自社商品のプロモーションに成功しているSNSマーケティングの成功者ともいえる(※カッコ内は11月28日現在のフォロワー数とツイッターを開始した時期)。

・セガホールディングス(34万5245人、2012年)
・キングジム(30万6312人、2010年)
・タニタ(27万1834人、2011年)
・タカラトミー(21万8913人、2014年)
・井村屋(14万5454人、2012年)
・東急ハンズ(13万6254人、2009年)

「中の人」登場! 顔が見られると楽しみにしていた人は残念でした。顔出しはNGです
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消費者参加型の大喜利がネットとリアルの交差点

 今回の登壇者のなかで最多の、約35万人からフォローされるセガホールディングスは「消費者参加型のツイート企画を仕込むべし」「とにかく楽しむこと」など、SNS上で多くのファンを引き付ける秘訣を紹介した。

 同社は2013年からツイッター上で、定期的に期間限定の大喜利イベントを開催している。ゲームのワンシーンを切り取って吹き出しをつけたり、自社商品に関連するお題を出すと、1時間で200ほどの“ボケ”が回答されるという。ツイッターにおいて特に人気の高い投稿をランキングで表示する「トレンド」では、上位10のうち半分を占めることもあるという。

 「こんな面白いゲームがあったんだ」「やってみたい」という声も寄せられ、認知度の向上につながっているという。「ネット上のやりとりがリアルにつながっていくこともある。ネットとリアルの交差点をつくっていきたい」(セガの“中の人”)と、ファンミーティングなどリアルな触れ合いにも力を入れているという。