スマートスピーカーの登場で家庭内のさまざまな機器や設備を統合的に制御する「スマートホーム」が一気に現実的に、そして身近なものへとなってきた――。

 11月28、29日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された日経クロストレンド EXPO 2018の「スマート&イノベーション ホーム」と銘打たれた一角では、スマートホーム実現の鍵となるAmazon Echoで制御できるさまざまな機器が展示され、来場者の関心を集めていた。今やあらゆるものを音声で制御することが可能なのだ。

最新「Echo Show」をはじめ、Amazon Echo全製品がずらり

 アマゾンジャパンを中心にアイリスオーヤマやソニーマーケティングなど全6社で構成されたブースでは、中央のテーブルに12月12日に発売が予定されている「Echo Show」を含む「Amazon Echo」全製品が並んでいた。

12月12日発売の最新機種「Echo Show」をはじめ、「Amazon Echo」が勢ぞろい。一番手前の黒い液晶画面が「Echo Show」。10インチのタッチスクリーンが目を引く
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 今夏に発売された「Echo Spot」は、液晶ディスプレーを搭載したスマートスピーカーとして大きな話題を呼んだ。小さな円形の液晶ディスプレーではあるが、たとえば現在時刻を表示させることができたりと柔軟性が増し、「スマートスピーカー」の役割に広がりが生まれた。

 12月12日に発売が予定されている「Echo Show」(売価2万7980円)は、10インチのタッチスクリーンを備えた最新の「Amazon Echo」だ。一見するとタブレット端末のようだが、これはあくまでもスマートスピーカー。背面は大きく四角錐の形状で張り出し、そこにスピーカーを備えている。重量も1755gとずっしりと重く、安定性も高い。

これが初の一般公開となる「Echo Show」。あくまでもスマートスピーカーであるため、重量は1.7kgを超え、持ち運びに適しているとは言い難い。しかしタッチスクリーンがもたらす視覚的な情報量の多さは、従来機種にない大きな魅力だ
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 このブースに置かれた「Echo Show」はオフの状態のままだったが、すぐお隣、主催者企画ブース「明日の部屋」の一角には、動作状態のものが置かれていた。いずれにしても、一般のユーザーの前で「Echo Show」が公開されるのは、これが初めてとのこと。

 「Echo Show」が搭載するタッチスクリーンの解像度は1280×800ピクセルで、Prime Videoやニュースサイトの動画が見られるほか、同じEcho ShowやEcho Spot、Alexaのアプリを入れたスマートフォンのユーザーとのビデオ通話なども楽しめるという。  ボディーが大きくなったことで、搭載するスピーカーも大型化。ドルビー対応の迫力あるサウンドが楽しめるのも、「Echo Show」のセールスポイントだ。もちろん従来のAmazon Echo製品と同様、スマートスピーカーとしての性能も備える。「アレクサ」と音声で話しかけることで、インターネットから情報を得たり、対応した機器を制御することが可能だ。

「Echo Show」の背面はこのような感じで張り出し、ここにスピーカーを内蔵している。壁際に置いたときの音響効果も考えた設計になっているという。オプションで画面の角度を調整可能なスタンドも発売が予定されている
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