祖父母の悩みを小学生が解決

 このほか会場では、作品名「寺院安全管理システム」で学生賞を受賞した油田一彌さん(大学院生)、作品名「ぶうびんポスト」でアイデア賞を受賞したハッキングパパ(チーム)さん、作品名「猫識別装置」でアイデア賞を受賞した深澤舜さん(小学生)に、それぞれ黒田有彩さんから賞状と目録が手渡された。

 学生賞を受賞した「寺院安全管理システム」は、実家のお寺の賽銭や仏像の盗難を防止するためのシステムで、可視光と赤外線のカメラ、人感センサーを組み合わせている。受賞した油田さんは「自分で作ったものがこのように評価されてうれしい」と笑顔を見せた(写真5)。

写真5 学生賞を受賞した油田一彌さん(大学院生)
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 アイデア賞を受賞した「ぶうびんポスト」は、本体内部にスキャナーを組み込んだ作品で、読み込ませた書類の画像ファイルをLINEや専用アプリに自動で送信する。子供が自分の描いた似顔絵を仕事中の父親や田舎の祖父母に送信することを想定したものだ。受賞したハッキングパパ(チーム)さんは、「愛娘のことを思って新米パパが二人で取り組んだ」と、応募の経緯を明かした(写真6)。

写真6 アイデア賞を受賞したハッキングパパ(チーム)さん
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 もう一つのアイデア賞を受賞した「猫識別装置」は、カメラで猫の顔を識別し、野良猫の場合にはドアを閉めて家の中に入れないようにするものだ。こちらは作品の応募ではなく、企画のアイデアとして応募したもの。野良猫が入り込んで困っている家族を見て、小学生である深澤さんがラズパイを使って解決できないかと考え付いたものだ(写真7)。

写真7 アイデア賞を受賞した深澤舜さん(小学生)
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