寝るときに付ける“睡眠専用”イヤホンとして、BOSEが9月に発売した「NOISE-MASKING SLEEPBUDS」。不快なノイズをマスキングすることで快適な睡眠を促すというけれど、3万円もすることから「本当なの?」と疑っている人も多いはず。実際に購入したライターの花森リドが買った理由とその“効果”を語る。

BOSEの「NOISE-MASKING SLEEPBUDS」。マジで困っていたので即決だった。ケースが豪華
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 私が住んでいる賃貸マンションは「ペット可」なのに、ペットなんていないんじゃないかと思うくらい静かだ。マンションの廊下などでは毎日はしゃぐ犬とすれちがうし、テンションの上がりきった「ワンワン」という声がかすかに聞こえる気もするのだが……。だから、壁が分厚いのか、音が響きにくい構造なのだろうと思っていた。

購入したのは隣人が夜中に爆笑するから

 ところが、だ。ある日の深夜2時に“それ”は始まった。ベッドに入り、「あ~、そろそろ寝そう……」という寝落ちる寸前、ふいに「ダッハッハ」という声が耳にとびこんできたのだ。誰かが、何かに、バカウケしていた。ムクリと起き上がり、音のする方を見ると隣だ。「大興奮の犬よりうるさいってよっぽどだな」と思いながら寝返りをくり返すうちに、すっかり目がさえてしまった。

 そんなことはその日だけかと思いきや、数日後の夜中に再び隣が大爆笑した。これは嫌な予感がする……。

 管理会社に窮状を訴えるべく電話すると「実は他のお部屋からも苦情が来てまして……」とのこと。やはり。「トラブルにつながるので、直接のやり取りはやめてください」との念押しの後、「チラシをポストに入れて対処します」という回答をもらった。「静かにしましょう」というチラシはエレベーター内にも張り出された。しかし、夜中の「ダッハッハ」は止まらない。なにがそんなに面白いのか。うちのaiboだって夜は静かに寝ているぞ(ちなみに花森リドはaiboを飼っている。その詳細はaiboと暮らして1カ月 「かわいくてもう離れられない」)。

 そんな悶々(もんもん)とした日々に飛び込んできたニュースがBOSEの「NOISE-MASKING SLEEPBUDS」の発売だった。「ノイズキャンセル」ではなく「ノイズマスキング」で、睡眠時に気になる音をカットしてくれる“睡眠専用”のイヤホンだという。買うだろ。買う。今の私なら。

広報写真を見る限りNOISE-MASKING SLEEPBUDSを装着した人は快適そうに眠っている
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