マイクロソフトSurfaceシリーズの最新モデル「Surface Pro 4」が2015年11月12日に発売された。また来年には、ハイスペックなラップトップ型の「Surface Book」が発売予定だ。Surfaceシリーズの狙いや、日本市場への影響、リリースから3カ月経過したWindows 10について、日本マイクロソフト社長の平野拓也氏に話を聞いた。

日本マイクロソフトの平野拓也社長
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エッジの効いたデバイス作りが我々の役目

――Surfaceシリーズの新製品として「Surface Pro 4」だけでなく、ラップトップ型の「Surface Book」も発表されました

平野: どちらも大きい反響を多く頂いていますし、海外のレビュー記事でも高評価を頂いています。「Surface Pro 4」は「Surface Pro 3」で物足りなかった部分をすべて満たすような製品です。「Surface Book」は全く新しいシリーズですが、ディスプレイや処理性能などのスペック、2in1であること、軽さ、デザインなどすべての面でユニークで、これまでにない製品です。

12.3型のWindowsタブレット「Surface Pro 4」。11月12日発売
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ノートパソコンスタイルの「Surface Book」。ディスプレイ部分を取り外して13.5型のWindowsタブレットとして利用できる2in1タイプの製品。日本では2016年発売予定
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――Surfaceシリーズのラインアップ強化によって、PCメーカーへの影響はないのでしょうか?

平野: 日本では、様々なメーカーからWindowsを搭載した素晴らしい製品がたくさん発売されています。しかし市場を三角形に例えるとすると、ユーザーのニーズに応えるためにその内側に描いた円に収まるような、ある程度平均的なデバイスになってきます。

 Surfaceシリーズは、その円から外れた三角形の頂点を攻めて押し広げていくような、新しいカテゴリーを開拓するデバイスだと考えています。それによって市場を活性化していくことで、各PCメーカーにも新たな市場が開けるというメリットがあると考えています。

Windows搭載パソコンやスマートフォンを開発しているメーカーが多数集まるイベントを開催し、PCメーカーとの協業を重視する姿勢をアピールした
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――最初のSurfaceが登場した頃に比べると、Surfaceシリーズは段々とハイスペックで高額な製品にシフトしてきたように感じます。これは何か狙いがあってのことなのでしょうか?

平野: そうしたデバイスを追求すると、例えばWindows Hello対応カメラを搭載するなど高いスペックや機能を持つようになり、自然に価格も高くなってきます。低価格で大量販売を狙う製品作りは、我々の役目ではありません。ハード、ソフト、クラウドの3つを融合させた、エッジの効いたデバイス作りが我々の役目です。