エアコンの快適性や省エネ性能などは新機種が出るたびに向上しており、古い機種を買い替えるメリットは大きい。近年の上位機種では、内蔵または別売の無線LANアダプター経由でスマートフォンアプリから遠隔操作できるのも当たり前になりつつある。エアコンが最も売れるのは夏場だが、寒くなるこれからの季節に向けて購入するのもお勧めだ。今回は、エアコンのトレンドと最新モデルの特徴を解説していこう。

センサーとAIで快適性と省エネを両立

 エアコンに求められる性能は「快適さ」と「省エネ」。加えて「手入れの手軽さ」や「空気清浄機能」もポイントとなっている。

 まず、「快適さ」と「省エネ」を実現するために、最近のエアコンでは各種センサーやAIが重視されるようになってきた。赤外線センサーやカメラで人の存在や動き、天井や床、壁などの温度を検知し、最適な設定をエアコン自身が選択するのだ。効率よく室温を管理できるので、省エネにもつながる。センサー、AIなどと聞くと難しいことのように思うかもしれないが、要はこれまでの自動運転以上に快適な温度や風量をエアコンが細かく設定するため、自分で操作する必要がほとんどなくなるということだ。

 例えばパナソニックの「エオリアWXシリーズ」は、気象情報会社のウェザーニューズと連携した「エオリアAI」が最大の特徴。3時間ごとに更新される予報を基に、花粉やPM2.5など空気の汚れを先読みして自動で空気清浄をスタートする。

 また、シャープ「プラズマクラスターエアコン Xシリーズ」の特徴は、起床時間や外出時間などの生活パターン、部屋の暖まりやすさ、冷えやすさなどをクラウドのAIが学習する「COCORO AIR」だ。天気予報まで含めて、それぞれのシーンで快適な状態になるよう、AIが最適なモードを選択して運転を開始する。

空気の汚れを先読みして自動運転
パナソニック「エオリアWXシリーズ」
無線LANアダプター内蔵で、「エオリアAI」はウェザーニューズの気象情報と連携する。空気清浄機能としては、かびや臭いを抑制するイオン「ナノイーX」を搭載。フィルターに付いたほこりを自動で捕集し、屋外へ排出する「フィルターお掃除ロボット」は、パナソニックの独自技術だ
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「COCORO AIR」が生活パターンを学習
シャープ「プラズマクラスターエアコン Xシリーズ」
「COCORO AIR」と連動して生活パターンを学習。スマートスピーカーにも対応している。1立方センチメートル当たり5万個までイオン濃度を高めた「プラズマクラスターNEXT」がかびやウイルス、アレル物質を抑制する。フィルターにたまったほこりをダストボックスに集める「自動掃除パワーユニット」は、定期的に自動で起動。ごみ捨ての目安は半年に1回程度となっている
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