OPPOが2018年11月9日に発売する「Find X」。カメラを本体内に収納し、使用するときだけ飛び出す「ステルス3Dカメラ」を採用することで、ノッチ(切り欠き)をなくし、ほぼ全面をディスプレーが占めるデザインを実現した。その使い勝手を、気になるカメラ機能を中心にレビューしよう。

他社にはないフラットなデザイン

 海外メーカー製のSIMフリー端末ながらFeliCaを搭載した「R15 Pro」や、ディスプレーの内側に指紋認証センサーを搭載した「R17 Neo」など、特徴的なスマートフォンを日本市場に積極的に投入している中国のOPPO。「Find X」は、そのOPPOが新たに投入するフラッグシップモデルだ。

 Find Xの最大の特徴は、何といってもメインカメラとフロントカメラの両方を本体内部に収納し、使うときだけ自動的に飛び出す「ステルス3Dカメラ」を搭載したこと。最近のスマホではフロントカメラのためにディスプレーの一部を切り欠くデザインが主流だが、Find Xはその必要がなく、前面・背面ともにフラットなデザインとなっている。

 そのディスプレーは6.4インチの有機ELを採用し、大画面と見やすさを重視。ベゼル部分も大幅に削ることで、画面占有率を93.8%に高めた。ノッチがないのは、映像やゲームなどを楽しむ際に違和感を抱きにくく、大画面を存分に生かせる。

「Find X」の前面。フロントカメラを収納したことでノッチをなくし、93.8%という極めて高い画面占有率を達成している
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 また、ディスプレーの縦横比率が19.5:9と縦長で、横幅が74.2mmと大画面モデルのなかでは狭いため、片手で持ちやすい。同じく大画面を特徴としているiPhone XS Max(77.4mm)やGalaxy Note9(約76mm)などと比べると、持ちやすさを実感できるのではないだろうか。

 前述のように、Find Xはフロントカメラだけでなくメインカメラも本体に収納したため、背面にもカメラがない。生体認証に顔認証を用いていることから指紋認証センサーもない(詳細は後述)。メインカメラが収納されている上部に切込みはあるものの、前面・背面ともにここまでフラットなデザインは最近のスマートフォンにはないもので、インパクトがあるのは確かだ。

メインカメラを本体内に収納、指紋認証センサーもないので背面も完全にフラット。7つの色を組み合わせたというグラデーションのカラーリングも特徴的だ
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 側面は曲面ガラスを採用してサイドによりエッジを効かせた構造になっており、9.6mmというスペック上の数字よりも薄く感じられる。ただしその薄さを強調するためか、エッジがやや細く、長い間持っていると手が痛くなりやすいのが弱点でもある。

側面はエッジの効いたデザインで、薄さが際立っているが、その分、手に持った時のフィット感は弱い
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