広がりのある360度サウンド 音質は良好

 多くの人が気になるのは、音楽を聴くスピーカーとしての実力だろう。Spotifyのストリーミング音源を聴きながら音質をチェックしてみた。

 LF-S50Gのスピーカーとしての大きな特徴は「360度サウンド」だ。内部には主にボーカルの帯域を受け持つフルレンジスピーカーと、低域を担当するサブウーファーのユニットが、互いを向かい合わせに配置されている。それぞれのユニットから出力された音を自然に360度拡散するために、ディフューザーが間に挟み込まれている。これにより広がり豊かな音場感を実現した。その構造はグリルを外してみるとよく分かる。

LF-S50Gは「360度サウンド」が大きな特徴。スピーカーグリルは簡単に取り外せる
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フルレンジスピーカーが上向き、サブウーファーが下向きに配置されている
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ディフューザーをスピーカーとウーファーで挟み込む形にすることで、自然に360度広がりのある音を聴かせてくれる
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Google Homeはスピーカーが横向きに並んでいる。音場の広がりは360度になっておらず、向きによっては聴こえにくくなる
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サブウーファーをパワフルに、かつ正確に駆動させるためにバスレフダクトを設けている
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 360度サウンドのメリットは、どの方向から聴いても伸びやかでクリアな音が楽しめることだ。リビングの真ん中に置いてもよし、部屋のコーナーや壁際に置いてもボーカルの明瞭度は下がらないし、低音がこもって聴きづらくなることもなかった。Google Homeに比べて音の解像度が高く情報量も豊富で、純粋な音楽リスニング用途はもちろん、それ以外でも音を聴くことに関してストレスを感じさせない優秀なスピーカーだと言えそうだ。

背面にNFCのタッチポイントがあり、NFC対応スマートフォンをかざしてペアリングできる
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Bluetoothワイヤレススピーカーとして、ペアリングしたスマホに保存されている音楽を聴くこともできる
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 音声入力を使うスマートスピーカーでは、音声を聞き取る内蔵マイクの感度が重要だ。マイクを取り付ける位置や数はグーグルによって決められているが、それでも製品によって違いがある。ソニーの場合は独自のノイズ低減技術を使っていて、レスポンスの速度や音声認識の精度に違いが表れるという。今回は発売前の試作機のものだったので反応はGoogle Homeとあまり変わらなかったが、製品版の仕上がりを楽しみにしたい。