「攻殻機動隊」の世界を立体映像で魅せる8分間

 hexaRideはあくまでも施設の名前で、コンテンツは自由に入れ替えが可能だ。11月2日からのサービス開始時に楽しめるのは、『攻殻機動隊 GHOST CHASER』。言わずと知れた士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』が原作だ。映画やOVAで何度となくアニメ化され、スカーレット・ヨハンソンを主演にハリウッドで実写映画化されたことも記憶に新しい。

 VR作品としては、東弘明監督とプロダクション・アイジーで『攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver』を制作し、ベネチア国際映画祭やシッチェス国際映画祭など多くの映画祭のVR部門で正式招待されて、世界的に高い評価を得た。今回の『攻殻機動隊 GHOST CHASER』は、東監督とプロダクション・アイジーが再び組んで作った新作となる。制作過程では、hexaRideの機能を最大限に生かすべく、ブロージェントテクノロジーズのモーションプログラミングチームと何度も検証を積み重ねたそうだ。

『攻殻機動隊 GHOST CHASER』のメインビジュアル。キャラクターデザインなどは『攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver』がベースになっている
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 ストーリーは、主人公の草薙素子率いる公安9課が、とある国の国防大臣の護衛の任に当たるという内容。映像はAIを搭載した多脚型輸送車「ロジコマ」の視点で描かれているが、そこは攻殻機動隊。ストーリーの展開に応じて、電脳空間で接続された登場人物たちそれぞれの視点に切り替わったりしながら、クライマックスでは息もつかせぬ迫力あるシーンが連続する。

 筆者も実際に体験してみたが、VR映像とそれに連動して動くライドマシンとで得られる没入感はかなり高く、映像のクオリティーも素晴らしい。原作の世界観が分かっている人ほど深く楽しめると感じた。映像は約8分間とのことだが、体感的にはあっという間だった。

約1分間のビデオ上映を含めたブリーフィングで、ヘッドマウントディスプレーの装着方法などを教わる。体験に向けて期待が高まる瞬間だ
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外から見ていると、ライドマシンの動きはたいして激しくないのだが、VR技術を使った映像とライドマシンの動きの組み合わせが効果的で、高い没入感を味わえる
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全編3DCGで綴られる8分間の映像は、原作を知らなくても楽しめるものになっているが、原作ファンならより一段と高い満足感が得られるはず
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