シャツは首周りがやや苦しいが許容範囲

 さあ、いよいよ試着だ。最初はシャツ。サイズが気になり、ドキドキしながら両腕を通すと、ひとまず「大きな問題はない」と感じた。ただし、気になる点があったのは先述の通り。

シャツは首周りがやや苦しい。袖丈は気持ち短め。生地は思っていたより薄く、ピンク色の濃さも筆者の想像より薄めだった
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 一番上のボタンを締めると、首周りがやや苦しい。きつくて着ていられないといったレベルではないが、この部分はもうひと回り大きいほうがよかった。ちなみに、採寸用の「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の測定では、筆者は同じ体型の人の平均値よりも首周りが約1cm太いことになっている。その値は正しいのか。あるいはシャツの最終的なサイズ生成にはまだ調整の余地があるのかもしれない。

 もう1つ。筆者を長年悩ませてきた袖丈の長さは、若干だが短いように感じられた。ただ、長いよりは、はるかにマシ。短すぎるというほどでもない。問題視するほどのことではない。筆者の場合、既製品のシャツだと大抵、袖丈が長すぎる。袖丈が短く感じられたのは、シャツでは初めてのことかもしれない。

 シャツを着た後は両腕を上げてみたり、肩を回してみたりしながら、部屋の中を動いてみた。特に気になる点はない。縫製も見た感じ、問題なさそうである。シャツはサイズや縫製で作り直しを依頼するほどの欠点は見当たらなかった

 ここで一度シャツを脱ぎ、筆者が普段着ている専門店で作ったオーダーメードのシャツを着てみた。すると首周りがこちらのほうがゆったりしていて着心地が良かった。

 もっとも、一番の違いは、やはり生地の質感だ。筆者がいつも着ているシャツは、ZOZOのシャツより価格が3~4倍は高い。生地が良くて当たり前だ。ここで生地の質感を比較しても仕方ないのは分かっているが、体は正直。着心地はいつものシャツのほうが断然いい。

 最後は好みや印象の問題かもしれないが、筆者にはZOZOのシャツの生地がかなり薄く感じられた。インナーのTシャツが透けて見えるときがあるのは格好悪いと思っている。

 しかもツルツルとした素材だったことも残念に思う。はっきり言って、筆者好みの生地ではない。事前に生地サンプルに触れる機会がないので、この点はZOZO任せ。テーラーのように生地帳をめくりながら、自分の目と指先の肌触りで好みのものを選ぶことはできない。

 7月の注文から早3カ月がたち、猛暑続きだった夏から、肌寒さを感じる日もある秋へと、既に季節は変わっている。現在の気温だと、ZOZOのシャツでは生地が薄くて、多少寒い日があるかもしれない。

 色合いについては、もっと濃いピンクを想像していた。だが実際は、筆者のイメージよりもだいぶ薄いピンクに見える。ピンク色のシャツが好きな筆者には物足りない濃さである。

 ピンクには色の選択肢が3つある。スマホで見る限り、そのなかで一番濃いピンクを選んだが、それでも現物は筆者にとって色が薄く感じられた。ほかの2つを選んでいたら、かなり白っぽいピンクに思えただろう。それなら真っ白なホワイトのシャツを買ったほうがいい。

 欲をいえば切りがない。価格はこれまで筆者が着てきたシャツの3分の1以下なので、サイズがクリアできたのなら、生地の質感と色合いは値段相応と言ったところか。そこをどう考えるかは悩みどころだ。筆者は今のところ、ZOZOでもう一度シャツを買おうという気にはなっていない。