「サイズはほぼピッタリ」の合格点

 前置きが長くなってしまった。ここから本題、注文から約3カ月後に届いたZOZOのスーツとシャツの出来栄えをお伝えする。サイズ感や着心地などに筆者の主観が強く反映されていることはご理解いただきたい。

 日経 xTECH名物の分解班のような詳細な商品解説は筆者にはできないが、まずは初めてZOZOのスーツとシャツに袖を通した率直な感想を言おう。

 「サイズについては、パンツのウエストがやや緩いのと、シャツの首周りが若干きついこと、同じくシャツの袖丈が若干短く感じられたことを除けば、大きな問題はない。合格点をあげていい」。そんな感じだ。

 要は、サイズが筆者の体型に全く合わずに着られないとか、逆に大きすぎるといった致命的な問題は見当たらなかった。パンツのウエストは緩めとはいえ、ズリ落ちるほどではなく、ベルトをすれば普通に着られる範囲内である。

 ネット上には筆者よりも早くZOZOのスーツとシャツを手にし、その出来の悪さを写真入りで掲載して批判している人がかなりいるのを承知している。筆者もそうした1人になるのではないかと覚悟はしていたが、それほど酷い商品ではなかった。

 第一関門のサイズには安心できた。「体にピッタリ」という観点だけでいえば、85点ほどの仕上がりと言えるだろうか。

黒い段ボール箱から白い衣装箱が出てきた

 では、商品を細かく見ていこう。ちょうど10月6日から三連休だったので、その間に自宅であれこれ試しながら、この記事を少しずつ書いていった。

 最初にデカい箱を開けた。するとマトリョーシカ人形のように、ひと回り小さい箱が出てきた。作りが良さそうな真っ白い衣装箱である。ZOZOの新しいロゴマークがしっかり入っている。

 白い箱を開けると、今度は黒いスーツ袋と、その上に置かれた細長い付属の紙が出てきた。紙の表側には「ZOZO 2B SUIT」と書かれている。この紙は2つ折りになっており、内側にはスーツの着こなしポイントが写真入りで記載されている。

段ボールの中には白い衣装箱があり、それを開けると黒いスーツ袋と細長い付属の紙が入っていた
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 紙には「お客様の体型に少しでもフィットしなかった場合、(ご購入から1年間)無料で何度でもお直しが可能です。」とはっきり書かれていた。「お直し専用ページ」につながる2次元バーコードも印字されている。お直しとなれば、手続きを含めてまた面倒なことになり、いつまた着られるようになるのかと不安になる。それでも無料で対応してもらえることは担保されていた。

箱の中の紙には「お客様の体型に少しでもフィットしなかった場合、無料で何度でもお直しが可能です」と書かれている
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 紙の裏側にはスーツ袋の位置を固定するための切れ込みが入っていた。これでスーツ袋を箱の中で安定させている。筆者はスーツをネットで買ったことがないので他社との梱包の違いまでは比較できないが、この細長い紙はよくできたデザインだと思った。

 同じく2つ折りになっているスーツ袋を箱から取り出そうとすると、袋の間から筆者が注文したピンク色のシャツと納品書が出てきた。シャツをスーツ袋に挟み込むことで、シャツが箱の中で動き回って、しわが寄るようなことを避けている。梱包はよく考えられている印象を受けた。

2つ折りにされたスーツ袋の間にシャツが入っていた
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