iPhone XSと操作性は違う?

 本体の質量はiPhone XSが177gなのに対して、iPhone XRは194gとわずかに重い。手に取ってみると重さの差はそれほど感じないが、厚みはiPhone XS/XS Maxの7.7mmに対してiPhone XRが8.3mmなので、少し厚くなったように思う。ただ、酸化皮膜処理を施したサテン仕上げのアルミフレームはグリップ感が良く、しっかりホールドできるので満足感は高い。本体の横幅はiPhone XS Maxの77.4mmより、iPhone XRの75.7mmのほうが少し狭い。それでも片手持ちではソフトウエアキーボードを操作しにくいと感じたら、「設定」から「片手用キーボード」をオンにできる。また、画面の上端まで指が届きにくい場合は、iPhone XS同様、「設定」の「アクセシビリティ」から「簡易アクセス」をオンにすると、画面の下端をスワイプして上端側を手もとに引き寄せられる。

iPhone XRは6.1インチのディスプレーを搭載している。片手持ちで使う際には「片手用キーボード」や「簡易アクセス」を活用すると操作性が高まるのでお勧めだ
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 防水性能はiPhone XSのIP68よりもひとつ下のIP67相当で、iPhone 7と同ランクだ。水深1メートルで最大30分の耐水性能が確保されているので、日常使いは言うまでもなく、プールや水辺でのキャンプなどの場面でも十分に安心して使える。

 もう一つ、XSと違うところが3D Touchに対応していないことだ。代わりに一部の機能ではiPhone XRに内蔵されている「Taptic Engine」と画面の長押し判定によって、3D Touchと似たような操作ができるようになっている。例えばロック画面のカメラアイコンを長押しすると、“ククッ”という触感フィードバックが端末から返ってきてカメラアプリが開く。コントロールパネルのアイテムも長押しすると1段深い階層のメニュー画面が表示される。

コントロールパネルやキーボードの長押しによる、Taptic Engineを生かした3D Touch風のインターフェースが採用されている。もともと3D Touchをあまり使わないという人にとってはiPhone XRが3D Touchに非対応であることは全く気にならないだろう
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 メールなど、キーボードで文字を入力する際にマウスポインターを表示する機能については、トリガーとなる操作が変わった。iPhone XS/XS Max、iPhone Xではすべてのキーがトリガーになっていたが、iPhone XRでiPhone 7と同様、英数字入力時は「Space」、日本語入力時は「空白」キーを長押しすることでマウスポインタに切り替わる。

 iPhone 7との比較で言えば、iPhone 8から搭載されるようになったQi規格対応のワイヤレス充電や、「DSDS」(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)の機能を搭載。万一iPhoneのバッテリーが尽きていても、エクスプレスカードとして登録したSuicaによる決済はできる予備電力機能付きエクスプレスカードもある。iPhone 7のユーザーにとっては、これらの機能がそろっているだけでも買い替える意義は大きいだろう。