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 大手携帯電話会社よりも安い通信料金でスマホを使える「格安SIM」が人気だ。格安SIMの広がりに合わせて、格安SIMなどを自由に入れられる端末「SIMフリースマホ」のバリエーションも急速に増えている。

 特に、海外メーカー製のSIMフリースマホは高価格なハイスペック端末から、低価格だがコストパフォーマンスに優れた機種まで、ラインアップが幅広い。なかでも台湾のASUS(エイスーステック・コンピューター)の「ZenFone」シリーズは、高い人気を誇っている。

 2016年10月7日、ZenFoneシリーズの新機種「ZenFone 3」が発売された。ZenFone 3は「ZenFone 3 Deluxe」「ZenFone 3 Ultra」とともに発表された3機種のうちの1つで、フルHD(1920×1080ドット)表示の5.2型ディスプレーに8コアCPUと3GBのメモリーを搭載。3機種のなかでは最も標準的なモデルだ。

 実売価格は3万9800円前後と決して安価ではないが、その処理能力に加え、2枚のSIMカードで同時に電話を待ち受けられる「DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)」に対応することから注目を集めている。価格.comのスマートフォン人気ランキングでも1位だ(2016年10月16日〜10月22日の期間)。

 このZenFone 3は、実際どれほど「買い」なのだろうか。そこで、日経トレンディネットの専門サイト「格安SIMとSIMフリースマホのすべて」では、このZenFone 3を実機で詳しくチェックした。

■変更履歴
本文に誤りがありました。「6コアCPU」という表記がありましたが、正しくは「8コアCPU」でした。お詫びして訂正いたします。該当箇所や以後の表記は修正済みです。 [2016/10/26 16:30]

外観と持ちやすさが変わった

 まずは外観をチェックしてみよう。ZenFone 3のカラーバリエーションは、サファイアブラックとパールホワイトの2色。今回レビューしたパールホワイトは、前面と背面がどちらも白く、側面やカメラ・指紋リーダーの縁取りなどが淡いゴールドになっている。

ZenFone 3の前面。前機種まではどの色でも黒で統一されていたが、本機種からはカラーバリエーションに合わせた色に変更されている
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 音量調節キーと電源キーは右側面、SIMトレーは左側面に配置。上面には3.5mmイヤホンジャックがある。一方、下面の入出力端子は、USB Type-Cが採用されている。

ZenFone 3の下面。側面のメタルフレームは全周に渡って丸みを帯びている。入出力端子はUSB Type-Cに変更された
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 手に持ったときの感触はこれまでのZenFoneシリーズと大きく異なる。従来は背面が左右にゆったりとカーブを描いた樹脂素材で、手のひらへの収まりが良かった。一方、ZenFone 3では背面がフラットなデザインになり、素材も前面と背面がガラスに、側面がメタルフレームに変更になった。昨今のスマホとしては一般的なデザインである。

 ガラス素材は2.5Dと呼ばれる面取り加工が施されており、側面の丸みを帯びたメタル素材との一体感が高い。ガラス表面のコーティングと相まって、なめらかな手触りだ。

 一方で、旧デザインによる独特の持ちやすさは失われた。背面のパネルも固定式になったのでバッテリーも取り外せない。

 また、ガラス素材のためすべりやすい面もある。膝の上に置こうとしたところ、何度も落としかけた。これまで以上に注意して取り扱う必要があるだろう。

新デザインのZenFone 3(左)と、旧デザインのZenFone Go(右)の背面を比較。ZenFone 3では背面が樹脂素材からフラットなガラス素材に変更され、カメラの下に指紋リーダーを搭載する
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