ソニーネットワークコミュニケーションズは2018年10月10日、スマートホームサービス「MANOMA(マノマ)」を発表した。独自開発のAIホームゲートウェイと室内用コミュニケーションカメラを活用し、留守宅を見守るホームセキュリティー機能やサードパーティーと連携した家事代行などの生活支援サービスを提供する。同日から受け付け、10月23日からサービスを開始する。

ソニーネットワークコミュニケーションズ執行役員の渡辺潤氏
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 サービス名のMANOMAは「人間の空間」「人間の時間」「人間の行間」に共通する“間”という言葉に由来する。ソニーネットワークコミュニケーションズ執行役員の渡辺潤氏は「センシング技術によって人が何をしたいのかを認識するサービス」と説明した。

サービス名のMANOMAは「人間の空間」「人間の時間」「人間の行間」に共通する“間”から取った
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セキュリティは留守宅の監視サービス
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 サービスの軸になるのは、「セキュリティ」「オートメーション」「ニューライフスタイル」の3つ。セキュリティは主に留守宅の監視サービス。家族全員の外出を検出すると、コミュニケーションカメラが室内の撮影・録画を始め、窓が開くなどの異常を検知したときに大音量の警告音を発したり、家族のスマートフォンに通知したりする。通知を受けた家族は、スマホからカメラの映像を見たり、セコムの駆け付けサービスに電話したりできる。

 オートメーションは快適に生活するためのサービスを提供。家族が帰宅すると自動的にBGMが流れたり、アマゾンの音声アシスタント「Alexa」と連携してドアや窓の戸締りを確認したりできる。

 ニューライフスタイルは、家事代行や介護、宅食サービスなどを提供するサードパーティーと連携して提供する。例えば、家族が留守中に家事代行スタッフが訪問した場合、遠隔地から鍵を開けたり、コミュニケーションカメラ越しに会話をしたりできる。自宅の鍵などを家事代行スタッフに預ける必要がないので、安心が増すという。

オートメーションはアマゾンのAlexaと連携
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オートメーションはアマゾンのAlexaと連携
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ニューライフスタイルは生活支援サービス事業者と連携する
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  サービスは、室内に設置するAIホームゲートウェイ、スピーカー、マイク、人感センサーを搭載したコミュニケーションカメラ、窓などに取り付ける開閉センサー、Qurioが提供するスマートロックやスマートタグなどで構成する。ソニーネットワークコミュニケーションズが持つネットワークの強みとソニーのデバイス技術力、デザイン力を生かし、家に設置しても馴染むデザインにも注力したという。設置する機器や利用できる機能が異なる4つプランを用意しており、月額料金は3682円から。別途、初期事務手数料として3500円が必要となる。

AIホームゲートウェイ
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ドアノブの上に付いている黒い装置がスマートロック。壁に付いている白い正方形のデバイスがコミュニケーションカメラ
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窓枠に付いている白い装置が開閉センサー
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スマートロックはQurioのスマートロックやスマートタグを使用する。QurioはソニーとベンチャーキャピタルのWiLの合弁会社として設立、2017年にソニーが完全子会社化した
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 なお、申込時にはMANOMAの専門スタッフが家庭を訪問。最適なプランの提案や設定方法、使い方などを説明し、安心して使えるようにするという。また、ソニー不動産が販売するスマートホーム「AIFLAT」にも採用する。

ユニフォームを着た専門スタッフが家庭を訪問
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(文/平野亜矢=日経トレンディネット)