ゴールドは写真よりも美しく上品

 色は新色のゴールドを選んだ。発表時の写真では側面がプラモデルのメッキのような派手で安っぽい金色に見えてがっかりしたものの、実物を見ると高級時計のような深みのある金色でとても美しい。背面も、女性が好むブランド物の財布によくあるようなベージュっぽい金色で、とても上品だ。この色の良さは文章と写真では表現しにくいため、店舗に置いてある実機を一度見てほしいとも思う。

iPhone XS Maxの色はゴールドを選んだ。金色は光の当たり方によって見え方がかなり異なる。高級感があり格好良い。かつ上品だ
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 iPhone XS Maxは、iPhone Xと同様にベゼルレスで全画面のデザインを採用している。そのため、従来のiPhoneの特徴ともいえたホームボタンは、この機種にも無い。ホームボタンがある旧機種の操作に慣れていると、最初は使い方が全く解らず戸惑ってしまった。だが、Face IDによるロックの解除や「ホームインジケータ」のスワイプによるアプリの切り替えはかなり楽だ。一度この快適さに慣れてしまうと、物理キーのホームボタンには絶対戻りたくない。

 また、Face IDによる顔認証も素晴らしい。顔の認識率は高く、登録した顔を認識すると瞬時にロックを解除できる。指の向きや押し方によって誤認識が多かったTouch IDによる指紋認証と比べると、雲泥の差だ。Face IDは帽子やメガネをしていても認識するものの、マスクをしていると認識できないのは不便と感じた。マスクが手放せない季節は、いちいちパスコードを入力しなければならず面倒臭そうだ。

 画面はかなりきれいだ。コントラストが強く、色が鮮やかで映える。特に赤系の色味が美しい。白色や黒色も映える。そのためか、写真や映像に映った人物が、一際きれいと感じる。また、画面が高解像度のためか、文字の輪郭がとても滑らかで読みやすい。画面描画もかなり滑らかで、スクロールが心地よい。指の追従性もかなり良く、操作にストレスを感じない。

 スピーカーの音質は素晴らしい。iPhoneの過去機種が搭載していたスピーカーは、「ただ音が鳴ればいい」程度の音でしかないと個人的には思っており、全く期待していなかった。だが、iPhone XS Maxのスピーカーは高音や低音が適度に強調され、とても力強い音を鳴らす。また、サラウンドで奥行きのある音が出るため、映画を見ると臨場感がすごい。本体のスピーカーでこれだけ良い音が鳴れば、外部スピーカーは不要とも感じる。

有機ELを使う画面は、発色が良くとてもきれいだ。今まで数多くのスマホを触ってきたが、ここまできれいな画面は見た記憶が無い。この画面に一度慣れてしまうと、もう液晶には戻れない
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