SIMフリー版とキャリア版、結局どこがお得?

 今回は各キャリアで選べる料金プランのうち、通信容量が最小と最大の場合のコストを試算したが、その中間の容量についても考慮すると、SIMフリー版&楽天モバイルの組み合わせがお得になる目安は「通信容量が毎月1GB~10GBまで」の範囲となる。

 これ以外の範囲では、「毎月1GB未満」ならauピタットプラン、「毎月10GB~20GBまで」ならauフラットプラン、「毎月20GB以上」ではソフトバンクのウルトラギガモンスター+がお得だ。

 また、もしも家族にドコモのユーザーがいれば、シェアオプションを組める。通信容量は親回線の契約内容に依存するが、iPhone XS/XS Maxを最も安いコストで利用できるのがシェアオプションの魅力だ。

 それでも、毎月のコストの差額は、各キャリアで最少の通信容量を選んだ場合が最大1028円、最大の通信容量を選んだ場合が最大1861円(いずれもiPhone XSの64GBモデル、ドコモにおけるシェアオプションの場合を除く)となっており、極端に大きな価格差はなかった。

 今回は比較を単純化するために割引などは最低限のものだけを考慮したが、光回線とのセット割引や家族割引などの条件が加われば、どのiPhoneが一番お得になるかの答えは変わってくる。

 初期費用を抑えられる分割払い、iPhoneのパフォーマンスを発揮できる通信品質の良さ、充実した店舗網によるサポート体制といったメリットを重視するならキャリア版を、個性的な料金プラン、長期間の縛りからの解放を重視するなら格安SIMをセットしたSIMフリー版を前提に、キャンペーンや割引なども考慮しつつ、購入するキャリアを選択するといいだろう。

(文/松村武宏)