キャリア版とSIMフリー版の毎月のコストは?

 では、キャリア版とSIMフリー版のiPhone XS/XS Maxで毎月のコストはどの程度違うのか。

 以下の表は、ドコモ、au、ソフトバンクのキャリア版と、SIMフリー版に音声通話SIMのシェアが大きい「楽天モバイル」を組み合わせた場合を比較したもの。それぞれ通信容量が最小と最大になるような料金プランを選んで、毎月のコストを試算した。

 ドコモ版の料金プランでは、通話料金が従量制の「シンプルプラン」(月額980円)を中心に、通信容量が従量制の「ベーシックパック」(毎月1GBまでなら月額2900円)、大容量の「ウルトラデータLLパック」(毎月30GBまで、月額8000円)、別の家族を親回線として家族間で通信容量をシェアする「シェアオプション」(月額500円)を組み合わせた場合の3通りを想定した。

 au版では、段階制の「auピタットプラン(シンプル)」(毎月1GBまでなら月額2980円)と、大容量の「auフラットプラン(シンプル)」(毎月30GBまで、月額8000円)について、25カ月目以降に機種変更すると残債が免除されるアップグレードプログラムEX(月額390円)を利用する場合を想定した。通話料金はいずれも従量制だ。

 ソフトバンク版では、段階制の「ミニモンスター」(毎月1GBまでなら月額3980円)と、大容量の「ウルトラギガモンスター+」(毎月50GBまで、月額7480円)を利用する場合を想定した。いずれも通話料金が従量制の「通話基本プラン」を選んだ場合で試算している。

 SIMフリー版と組み合わせる楽天モバイルでは、毎月3.1GBまでのプラン(月額1600円)と、毎月30GBまでのプラン(月額6150円)で試算した。

 なお、キャリア版の料金プランは2年契約を前提とした。また、初回契約から一定期間継続するような割引や、光回線とのセット割引などはいずれも考慮していない。

iPhone XSにおける毎月のコスト
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iPhone XS Maxにおける毎月のコスト
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 実質負担額が最も安いiPhone XSの64GBモデルで毎月のコストを見てみると、ドコモ版は6880円から1万1980円、au版は5852円から1万872円、ソフトバンク版は6619円から1万119円、SIMフリー版は6300円から1万850円となっている。

 通信容量が毎月1GB未満であれば、SIMフリー版&楽天モバイルの組み合わせよりも、auピタットプラン(シンプル)を契約するほうが448円安い。ただし、通信量が1GBを超えると月額料金も1000円増えてしまうので、毎月1GB以上通信するのであれば、SIMフリー版が最も安いことになる。

 一方、大容量プランでは、ソフトバンク版でウルトラギガモンスター+を契約するのがお得だ。SIMフリー版&楽天モバイルの組み合わせでは毎月30GBまでしか契約できないが、ウルトラギガモンスター+では毎月50GBまで通信できて、さらに731円安い。

 なお、ドコモ版では、家族間で通信容量を分け合う「シェアオプション」が利用できる。シンプルプランを契約するシェアオプションの子回線がiPhone XSの64GBモデルを購入する場合、子回線の月額料金は4975円となる。

 また、子回線がシンプルプランの場合、iPhone XSの月々サポートの月額(2275円)が割引対象の料金を上回るため、差額(最大495円)は親回線から割り引かれる。