DJIの新型ドローンは「女性が旅行に持って行って自分撮りに使ってほしい」とアピール
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 個人向けのドローンが各社から続々と登場した。ユーザーの合図を認識して自分撮りを実行する機能を設けたり、オモチャの弾を発射したり軽いものを持ち上げて飛行するユニークな機能を持たせたりするなど、付加機能を加えたのが特徴。「単に飛ばすだけにとどまらない楽しみが味わえる」という点を訴求し、新しい趣味の道具や「空飛ぶカメラ」としての普及を狙う。

合図をすればドローンが自分撮り、DJI「Mavic Pro」

 世界最大のドローンメーカーとして知られる中国DJIが発表したのが、一般向けドローンの新製品「Mavic Pro」(実売価格は税込み12万円前後)だ。現行のホビー向けモデル「Phantom」シリーズからデザインを一新し、本体の重量を約0.7kgと軽く抑えた(200gを超えるので、都市部など人口密集地での飛行は許可がなければできない)。アームを折りたたむと500mlのペットボトル程度の大きさになり、コンパクトにして持ち運べる。

DJIが10月15日に発売する新型ドローン「Mavic Pro」。白基調で曲線を多用した「Phantom」シリーズとは異なり、Mavic Proはグレーに直線的なデザインを採用しており、精かんな印象を受ける
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Mavic Proのアームは折りたたんで本体に格納できるので、このように小さくなる。凹凸が少なく、ケースに入れれば持ち運びも容易だ
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側面から見たところ。プロペラを重ねて格納できるように工夫し、全長をうまく抑えている
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底面には、カメラや超音波センサーを2基ずつ搭載しており、飛行状態の把握や障害物の検知に用いる
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前面のカメラにはスタビライザーを搭載している。透明なプラスチックのカバーは保護用のもので、飛行時は取り外して使う
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中央部にディスプレイを搭載している付属コントローラー。最長4Kmの距離でもドローンが操縦できる。Lightningケーブルを内蔵しており、iPhoneを手前に固定して使うことも可能
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ボタンやダイヤルの配置は、家庭用ゲーム機のコントローラーとよく似ている。動画撮影ボタンや写真撮影ボタンも独立して設けている
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 先端部にスタビライザー(ぶれ補正装置)付きのカメラを搭載しており、揺れやぶれを抑えた撮影ができる。カメラで注目できるのが、ドローンによる自分撮り機能だ。飛行中のドローンに向かって両手でフレーミングをするポーズを取ると、3秒後に写真を自動で撮影してくれる。三脚や自撮り棒を使うことなく、背後の広大な風景を入れながら自分撮りができるので、旅行や登山などのレジャーで使われるようになるかもしれない。

ドローンに向かって両手でフレーミングをするようなポーズをすると、3秒後に写真を自動撮影する機能を備える
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人物を自動追跡しながら撮影しているところ。人物があちこちに動いても、中央に位置するよう維持してくれる
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 指定した被写体を自動で追跡しながら動画を撮影するトラッキング機能も搭載する。人物やクルマなどを指定すると、画像認識により対象物を把握し、常に中心に収めて撮影しながら飛行する。被写体の横を併走するように撮影したり、回りながら撮影することも可能。撮影中は自動制御なのでドローンを操作する必要はなく、進行方向に障害物がある場合は衝突する前に自動停止するので安心して使える。