実用書や小説などの書籍の朗読を聴いて楽しむオーディオブック。そのオーディオブックの制作・配信で国内最大手のオトバンク(東京・文京)はアニメイトグループのフロンティアワークス(東京・豊島)と共同でオーディオブックの新レーベル「極上 voice メソッド」を立ち上げた。男性の利用が多いビジネス書や自己啓発書の朗読者に人気声優を起用し、表紙デザインを変えることで、女性ユーザーを順調に拡大している。

オトバンクの「極上 voice メソッド」のサービストップページ。品や説得力は保ちつつ、ゲームなどの女性向けコンテンツを意識したデザインにした

 極上 voice メソッドを運営するのは、オトバンクとフロンティアワークスが共同で立ち上げたOTOWORKSだ。2018年5月に新レーベルでのサービスを開始して以降、『嫌われる勇気』(岸見一郎、古賀史健著、ダイヤモンド社)や『自分を操る超集中力』(DaiGo著、かんき出版)といったビジネス書、自己啓発書のベストセラーを配信している。

 これらのビジネス書、自己啓発書はすでにオトバンクが運営するオーディオブック配信サイト「audiobook.jp」で提供済みのものだ。これを通常版として、極上 voice メソッドが異なるのは、朗読者に人気声優を起用して録音し直したこと。例えば、『嫌われる勇気』は、テレビアニメ『サイボーグ009』の主人公・島村ジョー役や『NARUTO -ナルト-』のはたけカカシ役などで知られる井上和彦と映画『この世界の片隅に』で主人公すずの夫・北條周作を演じたことなどで知られる細谷佳正が、『自分を操る超集中力』ではテレビアニメ『ハイキュー!!』の山口忠役などで知られる斉藤壮馬が朗読を担当している。