eスポーツが大躍進の年

 近年、東京ゲームショウはゲームの複合イベントとしての立ち位置を確立しています。ゲームの見本市、物販、声優などのイベント、コスプレなど、来場者が訪れる目的はさまざまですが、特に躍進したのはやはりeスポーツでしょう。東京ゲームショウにeスポーツの特設会場「e-Sports X(クロス)」を設置して既に数年たちますが、これまでは何かの目的のついでに見てみようという人がほとんどでした。

 それが今年は、eスポーツイベントを目的に来場した人が激増し、タイトルによっては用意した席数が圧倒的に足らず、立ち見席すら入りきれない状況になっていました。中でも『ストリートファイターV アーケードエディション』の大会である「カプコンプロツアー ジャパンプレミア」は、オープン参加の大会ということもあり、700人を超える参加者が集まりました。他のタイトルの大会も参加人数は少ないものの、参加者を厳選した大会だったり、プロ選手やプロチーム限定の大会だったりと、大会自体のクオリティーは、例年にないものでした。

『ストリートファイターVアーケードエディション』のeスポーツ大会「カプコンプロツアー ジャパンプレミア」。参加者は700人を超え、決勝トーナメントは立ち見席が満席になるほどの人気でした
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PUBGブースは、企業ブースでありながらeスポーツ会場としての佇まい。当然、eスポーツイベントを開催していました
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セガゲームスブースでは、プロ選手と対戦ができるイベントも
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 今後もeスポーツの大会などを行うタイトルは増えると見られています。東京ゲームショウ2018には「e-Sports X BLUE STAGE」と「同RED STAGE」の2つのステージがありましたが、これではまかないきれなくなるのは火を見るより明らかです。将来的には、従来のゲームショウと切り離して開催すべき案件になるかもしれません。東京ゲームショウが冠となる一大eスポーツイベントとして昇華できれば、東京ゲームショウの新たな発展の足がかりになるとも言えそうです。