「インディーゲームコーナー」で乙女の注目を集めていたのが、台湾のゲーム制作会社ENJOY PLAYの『Sweety Prince2』。とにかくグラフィックが美しい! イケメンがババーンと12人。そしてデフォルメされたキャラクターがむちゃくちゃかわいい。
今、台湾では、とてつもない乙女ゲームブームが巻き起こっている。「女性の間では『A3!』や『アイドリッシュセブン』が大人気で、日本語の恋愛シュミレーションをプレーしているユーザーがとても多い。そこでどうしても台湾発の乙女ゲームを開発したかった」と語るENJOY PLAYの呉氏。
2014年に台湾初の女性向け恋愛シミュレーションゲームとして同社が制作した『甜點王子』は、またたく間に人気となり、台湾の乙女ゲームブームはさらに加熱。その成功を踏まえ、満を持して登場したのが、『甜點王子』の続編となる『Sweety Prince2』なのだ。
メインのストーリーは、主人公が伝説のミラクルスイーツを探しに、12人のイケメンと旅をするお話。イケメンたちとの甘々な恋物語だけでも十分にお腹は満たされるのだけれど、実はストーリーを進めるには、スイーツの作り方を学び、自分で特殊な素材を集めて独創的なスイーツを作る必要がある。さらにインテリアや背景を選んで、自分のベーカリーを繁盛させなければならない。知らず知らずのうちに、メニュー開発や経営シュミレーション、プロデュース能力も養われていくのだ。しっかりやり込めば、ゲームが終わるころには、起業するのも夢じゃないかも?!
『Sweety Prince2』は2018年10月に中国語バージョンがリリースされ、順次英語と日本語もリリースされる予定。日本が火をつけた台湾の乙女ゲームブーム。乙女ゲームが日台のさらなる友好関係を築く存在になりそうだ。iOS/Android対応。
(文・写真/永浜敬子)