東京ゲームショウ(TGS)2018の出展社数は668社。実はそのうちの半数近くを占める330社は海外41カ国・地域からの出展だ。
会場内で多くの海外ブースが集まっているエリアは、イベントステージのあるHALL 1-Nの「ニュースターズコーナー」。ここで最も目立つマレーシア・エクスターナル・トレード・デベロップメント(MATRADE:マレーシア貿易開発公社)には、マレーシアのゲーム開発会社など16社が出展している。また、7社が出展するインドネシアン・エージェンシー・フォー・クリエーティブ・エコノミーのブース(BEKRAF:インドネシア・クリエーティブ経済産業局)も盛況だった。このエリアには今回が初出展となったチェコ、ポーランド、オランダのブースもある。
もう一つ、海外ブースで最大規模の韓国パビリオン(HALL 4-N45)ものぞいておきたいところ。「ビジネスソリューションコーナー」の一角を占めるこのブースには、韓国のゲーム開発会社44社が出展している。パビリオンの責任者、金光烈氏によれば、「TGSは韓国のゲーム会社を日本に紹介する目的もあるが、それよりも世界各国からゲーム業界に携わる人たちが集まるという点で大きな意味がある」とのこと。
また、韓国パビリオンの斜め向かいには、ベルギー王国ワロン地域政府 貿易・外国投資振興庁 (AWEX) のブース(HALL 4-C02)があるほか、「やすらぎのモール」を挟んだHALL 3-N22には台湾ゲーム館もある。どのブースにも日本語の話せるスタッフがいるので、海外のゲーム事情に興味のある人は、気軽に立ち寄ってみるといいだろう。
(文/堀井塚高、写真/志田彩香)