6.写真アプリとGoogleフォトはどのように使い分けるか

 ここまで読んでGoogleフォトに興味を持っていただけたら幸いだが、だからと言って写真アプリを捨て去る必要はない。どちらか一方のみを使うのではなく、場合によって使い分けすればいいだけだ。写真アプリはiPhone内で関連付けられる画像編集アプリなどが多いし、赤目補正機能や「AirDrop」に対応しているのもありがたい。

 こんな使い方はどうだろうか。写真アプリは写真の加工用と割り切って、Googleフォトを保存用として使うのだ。iPhoneで撮った写真は常時Googleフォトで保存しておく。Googleフォトをインストールし、写真へのアクセスを許可して、設定画面の「バックアップと同期」をオンにしておくだけでストレージ上に写真データが残る。

 画像を編集したいときは写真アプリで開いて編集する。写真アプリに関連付けられている高機能な画像編集アプリを使ってもいい。実は写真アプリの場合、写真を編集すると上書き保存されてしまい、元の写真が残らないのだ。しかし写真アプリを加工専用に使っていれば高度な編集もできるし、Googleフォトのストレージ上には元の写真が残るので、必要に応じて端末に戻すこともできる。

 なお、Googleフォトでバックアップ方法に「高画質」を選択した場合、保存されるのは元の写真と全く同じものではない。オリジナルを残しておきたい写真はGoogleフォトに保存しないほうが賢明だ。GoogleフォトはiPhoneで撮った写真の保存専用にし、デジタル一眼レフなどで撮った写真はiCloud経由でパソコンに保存しておく、という使い分けもできる。複数のオンラインストレージを使い分ければ容量が増えるだけでなく、保存場所で写真を分類することにもなるのだ。Android端末で写真を閲覧するにはGoogleフォトが便利なので、複数のバックアップを取っていると考えて、同じ写真をiCloudとGoogleドライブに保存しておいてもいいだろう。

写真を編集した場合、写真アプリ(左)には編集後の画像しか残らないが、Googleフォト(右)には両方ともバックアップされている
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(文/ARENSKI)