3.写真を管理するのにどちらが適している?

 写真アプリにせよGoogleフォトにせよ、基本的には日付別に写真が並ぶので、いつごろのものかが分かれば写真を探すのは簡単だ。また、全ての写真にタグを付けてあれば、タグで検索することもできるが、写真に含まれる全ての情報をタグ付けしておく作業は相当面倒である。

 写真アプリもGoogleフォトも、どちらも高度な検索機能を備えており、タグ付けしていない写真でも「猫」「教会」といったキーワードで写真を選別してくれる。そこで気になるのは、どちらの検索性能が優れているかである。

 今回は早見さらり氏が管理しているウェブサイト「砂漠あらかるた」で公開されているフリーの写真素材を著者のiPhoneに転送し、検索性能の実験を行った。写真は全部で425枚だ。

 1つ目は「猫」で検索を行った。ちなみに筆者が自力で確認した結果は3枚。写真アプリも猫の写真3枚を選び出した。これに対し、Googleフォトが選び出したのは4枚。Googleフォトには犬の写真が1枚含まれていた。

左は写真アプリ、右はGoogleフォトの検索結果
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 では写真アプリは、これを犬だと認識していたのか。同様に「犬」で検索してみると驚きの結果が出た。写真アプリでの結果は0枚、Googleフォトでは2枚だったのだ。Googleフォトはまたもや別の生物を「犬」と認識してしまったわけだが、注目したいのはそこではない。おそらく判定が曖昧なものに対して、写真アプリは「どれでもない」、Googleフォトは「どれでもある」と判断するのだろう。著者としては多少誤っていても候補として写真を選び出してくれるGoogleフォトに軍配を上げたい。

左は写真アプリ、右はGoogleフォトの検索結果
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 また、どちらのアプリにも複数の写真を選択すると自動で動画を作成してくれる機能がある。この機能ではそれぞれ細かく、画像を映す時間やBGMを変更でき、甲乙付け難い。

 自動で顔認識を行い人物ごとにアルバムを作成してくれる機能や、撮影場所によってアルバムを作成する機能も共に備わっており、Googleフォトではさらに被写体の種類によって分類する機能もある。

左は写真アプリのメモリー作成画面、右はGoogleフォトのムービー作成画面。どちらも簡単な操作で動画を作成できる
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Googleフォトの機能によって被写体の種類で自動的に分類された写真
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