MacBook Airの設計は古く、ディスプレーの解像度や拡張端子に不満

 現在もコンスタントに売れ続けているMacBook Airだが、留意したい点がある。2010年10月のフルモデルチェンジ以来、何回かの小改良を実施したものの、ボディーの基本設計は2010年当時から基本的に変わっていないことだ。古い仕様を引きずっていて、最新パソコンとして見ると物足りなさを感じる点や、実用性で不満を感じる点も少なくない。

 まず気になるのがディスプレーだ。サイズこそ13.3型と十分な大きさを持つが、解像度が1440×900ドットと低いのが気になる。同じパネルサイズのMacBook Proは2560×1600ドット、ひとまわり小さな12型液晶を搭載するMacBookでも2304×1440ドットなので、大きく劣っている。デジカメ写真や動画を表示させた際の精細さに欠けるだけでなく、複数のウインドウを開いての作業効率も落ちてしまう。

MacBook Airの液晶は解像度が1440×900ドットと低いので、Retinaディスプレーを搭載するMacBookなどと比べると文字はジャギー(ギザギザ)が目立ってしまう
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13インチのMacBook Proは2560×1600ドットの高精細パネルを搭載しており、細かな文字も精細に表示される。上のMacBook Airと比べるとパネル周囲のベゼルがスリムになり、本体の小型化も図られた
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MacBookは2304×1440ドットと、MacBook Proと比べれば解像度はやや低いものの、文字などの精細感はMacBook Airと比べれば段違いだ
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 もう1つ覚えておきたいのが、MacBook AirはTN方式の液晶パネルを採用していること。iPhoneやiPad、MacBookやMacBook Proで採用しているIPS方式のパネルと比べると視野角が狭いうえ、発色があまり鮮やかではない。

 拡張端子も気になる要素といえる。MacBook Airは、現在主流のUSB3.0を2つ搭載しているので不満はないと感じるかもしれないが、これからのモバイルノートPCはノートPC本体の充電にも対応したUSB Type-Cが主流になるのは間違いない。USB Type-Cを1つも備えていないのは、長く使うことを考慮すると心許ない。

MacBook AirはUSB3.0端子を搭載するものの、今後の主流になるUSB Type-C端子は持たない。内蔵バッテリーの充電にはAC100Vの電源が必須となるのも使い勝手の点で見劣りする
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MacBookやMacBook Proの拡張端子はUSB Type-Cのみで、長方形のUSB3.0端子は搭載しない。だが、内蔵バッテリーもこの端子経由で充電するので、コンセントがない外出先でもモバイルバッテリー経由で充電できる点は魅力的といえる
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変換ケーブルを利用すれば、USB Type-Cを一般的なUSBに変換できる。近ごろは、HDMI端子や複数のUSB端子、SDカードスロットを備える変換ハブも出そろっており、不便さは解消されつつある
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