利便性が高い一方、使い過ぎを防ぎにくい

 冒頭でも触れたように、段階制プランでは毎月使った通信量に応じて月額料金が変化する。大手携帯電話会社で最初に登場したauピタットプランの場合、月1GBまで使うと月額料金は2980円、月2GBまでなら3980円、上限の月20GBまでなら6980円、といった具合になる(通話料金が従量制の「auピタットプラン(シンプル)」で2年契約ありの場合)。

 通信容量と月額料金が固定されている一般的な料金プランとは違い、月額料金が自動的にスライドするため、料金プランを変更する手間がかからない。一方で、通信量を意識せずに使い過ぎてしまうと、月額料金が想定を上回ることもある。

 特性を理解していれば利便性が高く、コストの削減もしやすい一方で、通信容量の消費を途中で止める手段がないため、使い過ぎればコストは増えてしまう。いわば、諸刃の剣のような料金プランと言えるのだ。

 また、通信容量が一定のプランでは余った通信量が翌月に繰り越されるが、段階制のプランでは繰り越されない。仮に、auピタットプランで1カ月に1.5GB通信した場合、その月の料金は月2GBまでの金額で請求されるが、差分の0.5GBが翌月に繰り越されることはない。