北欧ブランドが90年代のイヤホンをリバイバル

 デンマークの名門B&O(Bang & Olufsen)。そのブランド名は、縦型にCDを収納するCDプレーヤー「BeoSound 9000」を送り出した超高級オーディオブランドとして知られているかもしれない。現在も数十万円以上の超高級オーディオを手がける同社だが、1990年代後半からはポータブルイヤホンも手がけ、「EARSET」という洗練されたデザインのヒットモデルを送り出したことを記憶している人も多いだろう。

 そんなB&Oが、2018年5月に発売したワイヤレスイヤホンが同じ名前の「EARSET」だ。

名門B&Oによるワイヤレスイヤホン「EARSET」。実売価格3万1560円
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 EARSETの特徴は、過去のEARSETを踏襲した可動式フックで耳掛けする独特のスタイル。可動部分は耳との位置関係を調整するアジャストメントと、角度を調整するソフトラバー製のイヤーフックを組み合わせたメカニカルな機構で男心をくすぐる。本体はアルマイト加工したアルミニウム製で質感も素晴らしい。装着していることを自己主張するEarsetのデザインはイヤホンの存在を消す完全ワイヤレスとは対極ともいえるだろう。

可動式フックで耳掛けする独特のスタイルはEARSETの特徴ともいえる
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 イヤホン部は現在主流のカナル型(耳栓型)ではなく、耳穴を完全に塞がないインナーイヤー型と呼ばれるスタイル。装着すると音楽再生と共に環境音も取り込まれるため、自動車の走行音やアナウンスなども聞きやすい。

 B&Oという最高級ブランドと、傑作をリバイバルし、ワイヤレス化した都会的なデザイン。タイトル通りにブランドでイヤホンを選ぶなら僕はEARSETがイチ押しだ。