トレンド・フォーカス

空間手ぶれ補正でGoPro超え、ソニー「FDR-X3000」

新型アクションカムを試す

2016年07月21日

 2016年6月24日、ソニーが4K対応アクションカムの新機種「FDR-X3000」を発売した。この機種の大きな特徴が、同社のビデオカメラ「ハンディカム」で高い評価を得ている独自の光学式手ぶれ補正機構「空間光学手ぶれ補正」を搭載したこと。通常の手ぶれ補正にとどまる従来モデルと比べ、どれほど映像の揺れが軽減されてクオリティーが高まっているのか、早速チェックした。

2016年6月24日に発売したソニーの新型アクションカム「FDR-X3000」。実売価格は5万円前後。カラー液晶を搭載したライブビューリモコンが付属するライブビューリモコンキット「FDR-X3000R」の実売価格は6万5000円前後
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レンズはさすがに大きいが、ボディー自体は小型化が図られた

アクションカムの定番として人気の高い、ゴープロの「GoPro HERO4」
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 防水防塵・耐衝撃などのタフネス性能を小型軽量ボディーに収めたアクションカムは、屋外スポーツや車載動画などの撮影用でビデオカメラの1ジャンルとしてすっかり定着した。アクションカムといえば、ゴープロの「GoPro」シリーズが代名詞のような存在となっており、個人からテレビ局まで幅広く人気を集めている。

 ソニーは、本体のみで防塵防滴対応となるスリムモデルを投入してきたが、GoProを上回るほどの人気を獲得するには至っていない。そこで、FDR-X3000で切り札として投入したのが、ハンディカムで認知度も評価も高い空間光学手ぶれ補正だ。アクションカムでは初の搭載となる。今回は、この手ぶれ補正の効果を中心に見ていくことにしたい。

 ソニーのアクションカムは、2012年10月に発売した初代モデル「HDR-AS15」以来、ハンディカムをミニチュアにしたような細長いボディーを採用しており、FDR-X3000も伝統のデザインを踏襲している。空間光学手ぶれ補正を持たない旧モデル「FDR-X1000V」と比べると、本体のサイズは約29.4(W)×47.0(H)×83.0(D)mmと横幅が5mmほど大きくなっている。ただ、高さは4.7mm、奥行きは5.9mm小型化しており、撮影時の重量も約114gと変わらない。

正面。かなり大きなレンズが目を引く。レンズはカール・ツァイスのブランドを採用する。前面にはスピーカーとマイクを備える
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背面のカバーを開けると、各種端子が顔を出す。マルチ/microUSB端子からバッテリーを充電する
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左側面はバッテリーの格納部になっており、カバーの裏にはスマートフォンとWi-Fiで接続するためのQRコードが貼ってある
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反対側の側面には、モノクロ液晶や操作ボタンを配置。ライブビューや撮影画像を確認するためのカラー液晶は搭載しない
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ライブビューリモコンキット「FDR-X3000R」に付属するライブビューリモコン「RM-LVR3」。FDR-X3000のライブビュー画面が見られるのはもちろん、撮影の操作や撮影済み動画の再生、カメラのセットアップなどの操作ができる
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 ボタン類に関しては、新たに電源ボタンとMENUボタンが加わった点が注目できる。これまでは、メニュー戻しとメニュー送りのボタンで電源のON/OFFや設定メニューへアクセスしていた。操作に慣れれば問題ないものの、最初は電源のON/OFFにすら戸惑ったり、本体操作で設定メニューに入るのがやや面倒な部分があった。これが解消されて使いやすくなったのは評価したい。

天面には電源ボタンと録画ボタンを備える
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底面には、メモリーカードスロットと三脚穴を装備
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FDR-X3000(右)は、従来モデル「HDR-AS30V」(左)と比べてレンズの部分がひとまわり大きい。だが、空間光学手ぶれ補正のユニットを内蔵しながらこのサイズに収めたのは驚異的といえる
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