Pythonで気分はプログラマー

 ラズベリーパイで電子回路を制御するには、前述したスクラッチのほかに、「Python」(パイソン)というプログラム言語がよく使われます。スクラッチとは異なり、本格的なプログラミング言語であるPythonは、プログラムをコードと呼ばれる文字で記述します。命令など正しく記述しないと動作しませんが、プログラム作りの考え方はスクラッチと同じです。作り方の基本を理解していれば、Pythonでもプログラムを作成できます。

 書籍や雑誌、Webサイトなどには、電子回路を制御するPythonのプログラムが掲載されています。これをラズベリーパイにファイルとして保存して実行すれば、実際にその電子回路を動かせます。

 電子回路の制御プログラムを作る前に、実際に簡単なプログラミングをして、Pythonがどんなものなのか体験しましょう。

プログラムの正体はテキストだった

 初めに、Pythonのプログラムで画面上にメッセージを表示させてみましょう。ラズビアンは「IDLE」というPythonの統合開発環境(IDE)を標準搭載しており、プログラムコードの記述から実行まで、1つのソフトでできます。しかし、そうしたソフトを使わなくても、テキストエディターを使ってコードを書いて保存し、それを実行することでプログラムを動作させることもできます。

 今回はIDEを使わず、基本であるテキストエディターでプログラミングしてみましょう。まず、テキストエディターを起動します。デスクトップ画面左上の「Menu」ボタンをクリックし、「アクセサリ」にある「Text Editor」を選択します。すると、テキストエディターの「Leafpad」が起動します。

 プログラムを書いてみましょう。文字を表示させるには、「print()」関数を使います。かっこの中に、表示したいメッセージを入力します。文字列を表示するにはダブルクォーテーションでくくる必要があります。例えば、「Enjoy Raspberry Pi Programming.」と表示させたい場合は、以下のように記述します。

print ( "Enjoy Raspberry Pi Programming." )


 書いたらファイルとして保存しましょう。「ファイル」→「別名で保存」を選び、左の保存先の指定で「pi」を選択してからファイル名を入力します。ここでは「message.py」として保存しました。拡張子は「.py」です。

書いたプログラムを保存する
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