ゲーム見本市「東京ゲームショウ2019(TGS2019)」の開催発表会が、2019年2月21日、東京都内のホテルで行われた。今年のゲームショウは9月12日(木)~15日(日)の4日間、千葉・幕張メッセで開催される。昨年のTGS2018では、過去最高の来場者数(29万8690人)、過去最高の出展社数(668社)などを記録。その勢いを引き継いでか、同発表会には業界関係者465人(2018年は398人)が参加した。

昨年よりも参加者が17%増え、超満員となったTGS2019開催発表会
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 開催発表会の冒頭は、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の早川英樹会長が登壇。「TGS2018が過去最高を記録したのは、ゲーム業界が成長産業であること、アジア最大級のゲームイベントとして広く認知できたことがあるのではないか」と、昨年の実績を振り返った。

CESAの早川英樹会長
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 そのうえで早川会長は、「(会場となる)幕張メッセはTGS2019の終了後、東京オリンピック2020の準備に入ると聞いている。ゲーム産業の熱気を東京オリンピックにバトンタッチするという意気込みで臨みたい」と、今年も一層盛り上げる意欲を見せた。

 続いて、共催となる日経BP社の新実傑社長が「今年はエンゲージメント(出展社や来場者とのつながり)と情報の拡散力を強化する」と目標を掲げた。近年、海外出展社が急増しているのは、海外でのイベント出展やプロモーション活動を強化してきた結果。今年はシンガポール、バンコク、クアラルンプール、中国などのアジア圏で開催発表会を実施するほか、欧米や中東、新たにロシアでも出展プロモーションを展開する。

 一方で、情報拡散力を強化するために、公式動画をネット配信するプラットフォームを幅広くそろえる。ニコニコ動画やTwitch、DOUYU(中国)に加え、昨年は限定的だったYouTube、OPENREC、Twitterなどでの配信もその枠を増やすという。

 発表会後の懇親パーティーで挨拶に立ったCESA専務理事の富山竜男氏は、「先日、台北ゲームショウ主催者から『我々はずっとTGSを目標にしてきた』という言葉をもらった。世界、とりわけアジアから注目を集めているTGSは、eスポーツやインディーゲームなど多彩な企画を実施しているが、何よりも出展社のみなさまによって輝きが増す」と話した。

CESA専務理事の富山竜男氏
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 今年のTGSのテーマは「もっとつながる。もっと楽しい。(One World, Infinite Joy)」。5G元年と言われる今年、ゲームネットワークの進化を受けて、世界がより近くなり、人とのつながりが密になっていく機運をとらえて掲げたものだ。成長著しいeスポーツをはじめ、ゲームのさまざまなムーブメントがTGS2019をきっかけに拡散し、ゲーム業界を動かしていくことが期待される。

(文/渡辺一正、写真/辺見真也)