CPUは超高速、ハイエンドモデル以上の性能

 ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)の一番の特徴といえるのが、CPUにクアルコム製の最新チップセットSnapdragon 821(2.4GHz/4コア)を搭載している点だ。実際のその性能を見ていこう。

 総合ベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」で比較したところ、ドコモやau、ソフトバンク向けのソニー製ハイエンドスマホ「Xperia XZ」などSnapdragon 820搭載のハイエンドモデルよりも高速だった。なお、速度の向上が見られたのはUX(マスチタスク性能とアプリの実行速度)やメモリーの項目だが、GPUのグラフィック性能は特別な違いは見られなかった。

Antutu benchmarkの結果
製品名 ZenFone 3 Deluxe (ZS570KL) Xperia XZ ZenFone 3
SoC(CPUクロック) Snapdragon 821
2.4GHz/4コア
Snapdragon 820
2.2GHz/2コア+1.6GHz/2コア
Snapdragon 625
2.0GHz/8コア
GPU Adreno 530 Adreno 530 Adreno 506
合計スコア 142028 138236 62782
3D 58623 58804 12856
UX 43655 42449 23908
CPU 29533 29674 20470
RAM 10217 7309 5548
左から、ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)、ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL)、ZenFone 3の結果。ミドルクラスの右2機種と比べて圧倒的な性能差だ
[画像のクリックで拡大表示]

 2017年2月時点では、国内でSnapdragon 821を搭載しているモデルはZenFone 3 Deluxe (ZS570KL)だけということもあり、性能的には最速モデルといって良いだろう。海外でもSnapdragon 821を搭載しているのは中国メーカーから発売されている「Xiaomi Mi 5s」などごく一部のモデルだけだ。ちなみに、サムスンGalaxy Note 7も採用していたが、設計上の問題で発売中止となっている。

 このほかの仕様についても見ていこう。6GBの大容量メモリーは複数のアプリを起動しても問題はなく、アプリの切り替えでもたつくこともなかった。ストレージは256GBと大容量で、microSDカードを必要としないぐらいの余裕がある。

 Wi-Fiは理論値で最大866Mbps対応のac規格2×2MIMO接続に対応。一般的なスマホはac規格対応でも理論値で最大433Mbpsなのに対して、余裕のある速度での通信が可能だ。

 この通信値は、自宅のHDDレコーダーのフルHD動画をWi-Fi経由で再生したい場合などに効いてくる。実際に筆者自宅のHDDレコーダー「nasne」のフルHD動画を1.5倍速で再生したところ、コマ落ちせず快適に再生できた。

6GBメモリーを搭載。複数のアプリを動かしても余裕だ
[画像のクリックで拡大表示]
WiFiのac接続は2×2MIMOアンテナに対応。理論値で最大866Mbpsのリンクに対応する
[画像のクリックで拡大表示]