有機ELの大画面でボディーはフルメタル

 画面は5.7インチのフルHD(1920×1080ドット)の有機EL(OLED)ディスプレーを採用。有機ELだけあり液晶ディスプレーのモデルと比べて明らかに鮮やかな発色だ。

 また、操作キーは画面の下のタッチキーなので、ソフトキー表示で画面の表示面積が狭くなることもない。大画面で電子書籍やウェブサイトの文字も読みやすいのはもちろん、動画再生も迫力がある。

 実際に操作すると、CPU性能の高さもあってサクサクと動作する。アプリのインストールやアプリの切り替え操作も素早い。ZenFoneシリーズというと、低価格スマホに代表されるミドルクラス以下の製品が多く、動作もそこそこ速いという印象だった。しかし、このモデルに限っては他社のハイエンドモデルと比べても同等かより快適に感じられた。

 本体表面はフルメタルボディーを採用。他社のスマホは、背面のデザインにこだわりがあるスマホでもアンテナ用の樹脂パーツが目立つ。だが、ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)ではアンテナ部分が気づかないほどに小さい。

 背面はこれまでのZenFoneシリーズと同じく、ゆるやかにカーブした形状で、ひんやりとした金属の感触が手のひらになじむ。背面の指紋認証センサーのタッチもスムーズだ。

 充電端子はUSB Type-Cを採用。付属の充電器を使うと、3000mAhの内蔵バッテリーを空の状態から1時間34分でフル充電できた。もし寝る前にスマホを充電し忘れていても、約1時間あれば70%ほど充電できる。

大画面5.7インチ有機ELを採用。ハイレゾ対応イヤホンや急速充電対応の充電器も付属する
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アンテナの目立たないフルメタルボディーを採用。背面には2300万画素や指紋認証センサーを搭載
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厚さ7.5ミリでカメラ部分はやや出っ張っている。外部端子はUSB Type-C端子を採用。底面にモノラルスピーカーを搭載する
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ハイレゾ対応のイヤホンが付属

 付属品のイヤホンもグレードが高く、ハイレゾ対応の「ZenEar S」とサイズ別のチップも付属する。聴いた印象だと、高音からボーカルまでクセなく鳴り、低音もほどよく響く。

 ただし、高級イヤホンほどの解像感や定位の良さはない。グレードとしては3000〜4000円前後でバランスのとれたイヤホンという印象だ。普段イヤホンにお金をかけていない人にとってはお得なアイテムといえる。

 ここまで便利な点を述べてきたが、一方で気になった点もいくつかある。ひとつは、端末の表側フレームに光が反射しやすい点だ。明るい場所だと光の反射が気になって操作しづらいと感じた。ケースや保護シートを装着して光の反射を和らげたほうがよいだろう。

 もう1点は、スピーカーの音質は良いものの、モノラルという点だ。5.7インチとなると、フロントステレオスピーカーの搭載など迫力ある音で楽しめる仕様が欲しい。

ハイレゾ対応のマイク付きイヤホン「ZenEar S」が付属する
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文字入力には変換性能の高いATOKを採用。画面が5.7インチと大きく、片手だけで持つとやや不安定に感じる。操作中は両手で持ったほうがよい
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